Q95 結婚式の前日って、皆さんどう過ごしているのでしょうか?

実家で父母、祖父母と過ごす花嫁
しきたり・マナー

結婚式前日どう過ごしたのか気になって聞いたところ、友人は「準備が終わらなくてバタバタ。寝不足だった」と言っていました。できればもっとゆったり過ごしたいのですが、前日の過ごし方におススメはありますか?

前もってどんな前日の過ごし方が自分にとって理想的かを考えて予定を立てることがまずポイントです。当然慌ただしくて、ゆとりのない事は誰もが想像できると思います。だからこそ、その計画を周囲の方に早めに協力してもらえるように依頼をしておく事が大切です。

パートナーはもちろんのこと何よりキーになるのは、結婚式の担当のスタッフの方、この方に伝えることが何より重要です。打ち合わせの段階で結婚式の3日前もしくは、理想的には1週間前に実はすべての準備を完了しておきたいのだという事、直前の日々はゆったりと親子の時間や自分の美容の時間、睡眠の時間などを確保したい時だからこそ最終確認等は前倒しの考え方を自分が持っているということをお伝えしておきましょう。

後々「あの日は慌ただしいスケジュールだったなぁ残念だな」と思わないためにこれは大切な自分の計画です。結婚式の前日の過ごし方は時代を超えて変化しない理想的な姿は今の時代も有ります。

具体的には今、既に、カップルが一緒に生活をスタートさせているお2人はその前日は別々にそれぞれの家庭に戻り、家族とともに夕飯を食べようという計画は大切です。母親によっては「子供の頃からこのメニュー大好きだった」という親の手料理を作り会話の弾む夕食の準備をしている場合もあります。それは本当に記憶に残る素敵な前夜になるはずです。

また地方から結婚式のために親が上京して、ホテルなどで前夜を過ごすと言う場合は、親子3人でルームサービスなどをとってゆったりと夕食を一緒に食べて過ごすのは良い思い出になります。

自分は結婚式当日に、改めて感謝の言葉を言えないと思える人は、自分らしい言葉でこのタイミングにお伝え下さい。親としては、成長した我が子を新しい生活に送りだす安心感があるはずです。

新郎の親が花嫁の前夜の様子を知ると、好感が持てるはずです。しっかりと育てられたお嬢さんがうちの息子と結婚する安心感を持つと思います。その姿だけで育ちの良さを自然に感じさせる素敵な花嫁さんの理想的な結婚式の前夜だと思います。

イラストtocco

安部トシ子

オフィース・マリアージュ(代表・安部トシ子)は1983年、南青山に誕生し、40周年を迎えました。結婚式の現場を担い続け、一組ずつ丁寧に心を込めてサポートする...

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