60回目の結婚記念日 ダイヤモンド婚式
60年目 ダイヤモンド婚式(だいやもんどこんしき)
diamond
ダイヤモンド婚式の由来はダイヤモンドのように固い絆で結ばれているという意味とずっと思っていました。面白いことに、ダイヤモンドという言葉はギリシャ語で「征服できない」と訳されています。 お二人の愛がそうであるように。ダイヤモンドのように輝いているお二人の結婚は、時の試練に耐えています。半世紀以上一緒に過ごしたパートナーとずっとふたりで居られること。それが一番大切なこと。そのことを心から実感する時なのだと思います。
結婚記念日のお話し
この世で一番硬いダイヤモンドのような固い絆を持つ夫婦
今年、うちの家族は記念日ラッシュだ。ねーちゃんは20歳の成人式、とーさんかーさんは、結婚40周年、そして極めつけはおじいとおばあ。60回目の結婚記念日だって。20年サイクルで動くうちの歴史、覚えやすくて笑える。なんなら全部まとめてお祝いをしよう!ということになり、“記念日祝賀会”が開かれることになった。
会の盛り上げにひと役買うのは、通っている高校の映像研部長としてのオレの役目。我が家の歴史をムービーにして上映したら、きっとみんな喜んでくれるだろう。まずは素材探しから。最近の画像や映像はiPhoneに頼るとして、昔の写真をかき集めながら、おじいとおばあにインタビューを試みる。欲しいものリサーチを兼ねて、最後にこの質問を
「60回目の結婚記念日はダイヤモンド婚式と呼ぶそうです。お祝いのプレゼントは何がいいですか?」
「ダイヤモンド!と言いたいところだけど、もう欲しいものは何にもないの。望むことができるなら、60年一緒にいることができたのは、お互いに健康でいられたから。これからもう少し長く一緒に過ごせるように、ふたりとも健康でいられることかしら。ねぇ、おじいさん。」
おじいとおばあにとっては、”この先もずっと一緒にいられること”が、ダイヤモンドよりも価値のあるものなんだろうな。さあ、ムービーの編集に取りかかろう!