13回目の結婚記念日 レース婚式

白いレースの生地
結婚記念日STORY

13年目 レース婚式(れーすこんしき)
lace

一針一針を丁寧に重ねるからこそできる優雅な美しさと強さのあるレース。13年の年月は、楽しく美しい思い出ばかりではない。たくさんの困難を乗り越え育まれた絆が、レースのように優雅で美しく強くなるという意味。

一度全体の美しさばかりではなく、一針の部分に目を向けてみてください。これからの夫婦生活を一日一日丁寧に過ごせるように心がけるきっかけになりますよ。レースだから女性にだけしかプレゼントが思い浮かばないと言われるかもしれませんが、お互いへのプレゼントとしてリビングのレースのカーテンを新調するという方法もあります。

結婚記念日のお話し

繊細で上品な高級レースはセレブのイメージがあるので、自分達にはちょっと背伸びをしたレストランを予約した。お洒落をして、今日までのお互いの健闘を労うべく、2人でディナーに出掛けてみた。その場の雰囲気に気後れしているのは2人とも隠せない。だけど自分達にはしっくりこない空気が漂っているのも楽しんだ。

手持ち無沙汰に開いたメニューを見ながら「コートドール貯金」のことを思い出した。夫が持っていた本を借りて知った実在する高級フレンチレストラン「コートドール」。そこのシェフの考え方に感銘を受け、いつか2人で行ってみたいと密かにレストラン貯金を始めたのだった。いつか行けるときにはメニューの金額を気にせず、好きなだけお料理とお酒を注文するんだと当時の私は意気込んでいたっけ。

結婚当初、独身生活が長かった彼。せっかく早く仕事が終わっても、私が待つ家にまっすぐ帰ってくることができなかった。最寄駅で降りたあと、しばらく1人の時間を過ごしてから、やおら家路に着くという日々。待望の子供を授かってからは、子供が起きているうちに帰りたいと今度は必死に家路を急ぐように。

人は変わるもんだなぁ。私たちも本当にいろいろあったなぁ。でもとりあえず、13年目の結婚記念日を迎えられている。結婚当初貯めていた貯金はあれ?いつまで続けたんだっけ?帰ったらクローゼットの奥の宝探しをしよう。お料理が運ばれてくる前に、もう帰ってからのことを考えてしまって1人苦笑。

レースのように一針一針、2人の関係性も前進したい。一編み一編み少しずつ形になって、私たちらしいレースを編み上げていけたらいいな。

花嫁相談 編集部

花嫁相談 編集部 現役プランナーで構成する花嫁相談編集部。結婚準備を楽しく悩みの解決に役立てていただける記事を配信しています。 ここに無い質問やご相談はお気...

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