10回目の結婚記念日 錫婚式

錫製の器
結婚記念日STORY

10年目 錫婚式(すずこんしき)
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金属でありながら柔らかく美しい錫。割れない錆びないという他、水が浄化される作用があり伝統的に保存にも優れています。10年目の夫婦生活は、強固だけれど柔軟性や浄化・保存を兼ね備えている錫に由来されています。以前雑貨屋さんで花瓶に入れる錫をみつけ、我が家では切り花を長持ちさせるために使用しています。これからの夫婦生活も良い状態で保つということに通じるものがあります。

結婚記念日のお話し

わたしが休日ごとにひとり、思い出の地を旅していることを妻はまだ知らない。

ひと月前、10年目の結婚記念日に向けて妻とふたりで「アニュアルレター」を開いた。結婚10周年は【錫婚式(すずこんしき)】とある。『錫のように美しさと柔らかさを兼ね備えた夫婦でいられるように』。という意味らしい。

数年前に流行った10粒のダイヤモンド(スイート10ダイヤモンド)と比べるとだいぶ地味だね…というが妻の反応。

いつからかその年の結婚記念日に向けて、記念日を楽しく過ごすアイテムをお互いへのプレゼントとして贈りあうことが、私たち夫婦の約束になっている。酒好きが選ぶ【錫婚式】のアイテムはやはり酒器と酒。錫の酒器で飲む酒は、雑味が抜けて味が整い、口当たりがまろやかになると聞いたことがある。楽しみだ。

錫製の酒器は、洒落たものを妻が目星をつけているとのこと。美味しい酒を手配するのが今年の私の役割だ。山形、福島、新潟、島根… どの土地も妻とふたりで旅した想い出の場所。

休日ごとのひとり旅は、想い出の地の“酒蔵”をめぐる旅だ。蔵出しの酒が何本も並ぶテーブルを見て、驚く妻の顔が目に浮かぶ。いや、ひとりで酒蔵めぐりを楽しんだことを咎められるかもしれないが。

今年の記念日は、この10年の間に書き綴った「アニュアルレター」のメッセージと旅の想い出を肴にふたりで美味い酒を楽しもう。

花嫁相談 編集部

花嫁相談 編集部 現役プランナーで構成する花嫁相談編集部。結婚準備を楽しく悩みの解決に役立てていただける記事を配信しています。 ここに無い質問やご相談はお気...

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