Q100 結婚が決まったらやることを教えてください!

向き合ってお互いに誓う新郎新婦
しきたり・マナー

先日プロポーズを受けて彼との結婚が決まった数日はとてもハッピーな気分だったのですが、現実を目の前にしてこの後は何からするべきなのかわからず、少し不安になってしまいました。結婚が決まってからやることを教えてください。

ロマンチックなムードから結婚式を決めるとがらりと現実的な生活ムードになるから、それが辛いと思う人はぜひ上手にその変化に対処してみましょう

両家の親御様への挨拶、両家顔合わせ、結納、結婚式、新居など結婚生活に向けて動かなくてはいけないことはいくつかありますが、まず最初に「新しい家族」を作っていく為のアドバイスをさせていただきます。

結婚を決めると言う事は家族を始めると言うことなんです。現実的になると言う事は絆が強くなると言う事でもあるのです。それまで別々に暮らしたふたりが一緒になるのですから、どちらかの意見に従う考えはもう過去の古いやり方だと思います。令和の時代のふたりは相手の考え方と自分の考え方を50%ずつ出し合う平等な関係こそがお互いを尊重する方法だと言うことを理解しましょう。

①お金についての考え方

②働き方についての考え方

③子供(出産)についての考え方

④親についての考え方

これらの項目を少し踏み込んで 自分はどう考えているかという話を早いタイミングでしてください。

まだ新しい若葉マークの暮らしのタイミングなのですから、きっちり決めてしまうなんていう事はお勧めしません。臨機応変のゆとりある考え方から慣れていきましょう。
どのカップルも始めてみると思い通りにはいかないことが多いはずです。現実問題に直面してキリキリしても致し方ないことです。そんな時、いちど冷静になれる人は魅力的です。

あるカップルはスムーズに新しい生活に楽しみながら、慣れるようにソフトランディングを意識しました。
それは仕事を持っているふたりが、何曜日は自分流にアフターファイブを過ごす日と決めました。彼はゆっくり本屋さんの中で欲しい本を探して歩きました。その後通い慣れたサウナに行って汗を流し、しばしば行った食堂で好きなメニューを食べて約束の時間までに帰ります。彼女は仕事仲間と、外食とおしゃべりで以前の暮らしと同じように楽しい時間を過ごします。

もちろん臨機応変に。

「自由と決め事」を上手に生かしてストレスの少ない暮らし方で楽しく家族作りをしています。
「〜であるべき」は時代に合わないですね。

その時々の状況に合わせてアップデートしながら、ふたりの個性を生かした家族づくりは結婚の良さを感じる生活になるでしょう。

イラストtocco

安部トシ子

オフィース・マリアージュ(代表・安部トシ子)は1983年、南青山に誕生し、40周年を迎えました。結婚式の現場を担い続け、一組ずつ丁寧に心を込めてサポートする...

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