40回目の結婚記念日 ルビー婚式

お皿に乗った苺のショートケーキ
結婚記念日STORY

40年目 ルビー婚式(るびーこんしき)
ruby

ルビーは愛と情熱の石であり、色が赤いグラマラスなルビー以上に特別なものはないでしょう。そしてダイヤモンドの次に固いと言われる石ということから「固い絆で結ばれた愛情深い夫婦の象徴」とも言われています。結婚して40年、家族が増え幼いお孫さんを抱いて写真を撮る日もあるでしょう。この節目は夫婦お互いの深い愛情を確かめ合っていただきたいです。40年経ったいまだから深紅のバラを贈ってロマンティックな時間を過ごしてもよいのではないですか。

結婚記念日のお話し

結婚40周年を迎える母に聞いてみた。これまでの40年のこと。「一言では表せないよ。」と即答。少しして母はゆっくり口を開いた。

「お父さんと出会って、お母さんの人生は豊かになったのよ。世間のことをなんにも知らないままお嫁にきたのに、お父さんは本当に優しくて、色々教えてくれた。あなたたちも生まれて、かわいい孫たちにも恵まれて本当に幸せな40年。」

なんだか私が泣きそうになった。サラリーマンとして働く傍ら、空手の師範でもあった父。平日も休みの日も忙しくしている父を若くして嫁いできた母はきっと無我夢中で支えていたのだろう。大変なことも沢山あったに違いないのにそんなことは微塵も感じさせず、心から満ち足りた顔で話してくれた。

母の誕生日には苺のショートケーキ

食の好みは真逆だった父と母。辛いものが好きな父と、甘いものには目がない母。いつも記念日やイベントには家族で食べるケーキとは別に、父の分も用意をしていた。父が唯一食べられるのはビターチョコのケーキ。母の誕生日に父は毎年、決まってショートケーキを買ってきていた。幼い頃はよく父と一緒に選びに行った。その時の父はショーケースに並ぶ中から一番赤いイチゴがいいんだと、いつも真剣に選んでいた。

母の誕生石はルビー。父は真っ赤なイチゴをルビーに見立てていたのだ。のちにルビーは「愛され続ける赤いお守り」とも言われていることを知った。父は母に愛を贈っていたのだ。

そんな2人の40年目の結婚記念日はルビー婚式。
私と妹は、父と母に2人で同じケーキを楽しんでもらいたいと「ルビーチョコレート」のホールケーキをオーダーした。甘みを抑え酸味の効いた、天然由来のピンク色が美しいルビーカカオのチョコレートケーキ。これなら、きっと父も食べてくれるだろう。

花嫁相談 編集部

花嫁相談 編集部 現役プランナーで構成する花嫁相談編集部。結婚準備を楽しく悩みの解決に役立てていただける記事を配信しています。 ここに無い質問やご相談はお気...

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