Q98　チャペル挙式とガーデン挙式、結婚式スタイルが決められない

年齢的には落ち着いた雰囲気の結婚式をイメージしているけど、昔から思い描いていたカジュアルなガーデン挙式も捨てきれない！理想と現実のはざまで悩んでしまいます。どうしたらいいでしょうか。

そもそも日本式の結婚式は、海外の結婚式と違い、非現実的なセレモニーとして位置づけされていると考えます。堅苦しくなくラフなスタイルでカジュアルにというご希望のカップルも多くなりましたが、それでも日常とは違うことばかりです。

衣裳・・・普段着でドレスは着用しないですよね。
ヘア・メイク・・・毎日プロにセットしてもらわないし、髪に花を飾ったりしないですよね。
空間・・・たくさんのお花は飾らないし、テーブルコーディネートもしてないですよね。
料理・・・ナイフ・フォークを使用し、毎日フランス料理は召し上がらないですよね。etc.

お二人は長い時間をかけ費用をかけ、準備を進め、多くのご親族やご友人など多くの方々が、お二人だけのためにその日、その時間、その場所にお越しくださるわけです。結婚式はそれだけ、お二人にとってもゲストにとっても特別で大切な出来事だということが分かります。

だから理想と現実など考える必要はなく、遠慮をすることなく、お二人が行いたいご結婚式のイメージを目指されればいいと思います。

重要なことは、お二人のためにお越しくださったゲストの方々にどのようにもてなすか、ということです。ガーデンだからカジュアル、室内だからフォーマルという考え方ではなく、ガーデンならではの開放的な空間を、上手く利用して皆様がゆっくりできる室礼（しつらい）を考える、料理のグレードアップ、希少価値のある特別な食材をしてみるなど、カジュアルな中にも年齢に適した大人のエッセンスを加え、「キラッ」と光る洗練されたおもてなしができたら、逆に皆様にも記憶に残る印象的な結婚式が行えるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

一緒に唯一無二の結婚式を考えてみませんか。

イラストtocco