Q37 あふれる情報を整理できない!

インスタやピンタレストを見ると素敵なウエディングの写真がたくさんアップされていて「あれもしたい、これもしたい!」と夢は膨らむばかり。自分のなかで収拾がつかなくなってしまいました。溢れる情報をどう整理していけばよいのでしょうか。

結婚式情報の整理の仕方
スマホひとつで無限に情報が手に入る時代。便利な反面、「何が正解かわからない」「見れば見るほど迷ってしまう」という花嫁さんはとても多いです。でも忘れないでほしいのは、ネット上にある情報のすべてが、あなたのための情報ではないということ。
今のようにネットがなかった時代、私は花嫁さんに「雑誌を見て、いいなと思ったものに付箋をつけてみてね」とアドバイスしていました。ページをめくりながら、直感的に心が動いたものだけに印をつける。その作業には、実はとても意味があります。
ドレスは白、ブーケはピンクというように、カテゴリーごとに色分けをしていきます。ヘア&メイク、会場装飾、ウエディングケーキなど、「素敵」と思ったものはすべて貼ってOK。そして翌日、たくさんの付箋の中から「やっぱり好き」と感じるものだけを残し、あとは思い切って外します。
ひと晩たって冷静になってから整理する。この作業を何度か繰り返すことで、最終的には各カテゴリー4枚前後まで絞れるはずです。
そうすると、「このブーケはこの季節には合わないな」「このドレスは会場の雰囲気と違うかも」といったように、自然と取捨選択ができるようになります。自分の中に、軸が少しずつできてくる感覚です。
ネットの情報も考え方は同じです。気に入った写真をスクリーンショットして、ドレス、ブーケ、装花など項目ごとにフォルダを分けて保存してみてください。そこから毎日、半分ずつ削っていきましょう。
また、写真をすべて印刷してボードに貼り、全体を俯瞰して見るのもおすすめです。意外と「似た雰囲気のものばかり選んでいる」と気づくことがあります。
私の好みを見つけるために
すでに会場が決まっている場合は、ある程度希望を絞った状態でプランナーさんに相談すると、具体的で現実的なアドバイスがもらえます。逆に、これから会場を探す段階であれば、その整理したイメージが会場選びの大切な条件になります。
そうやって見つけ出したものには、不思議と統一感が生まれます。プランナーが見れば、「エレガントな雰囲気がお好きですね」「可愛らしい世界観ですね」と、すぐに伝わるものです。そこで初めて、自分の好みを言葉として認識できることもあります。
打ち合わせでよく聞くのが「私らしいウエディングにしたい」という言葉。でも、具体的な手がかりがないままでは、プランナーも「どんなところがあなたらしいのか」が見えず、提案が難しくなってしまいます。
情報は多ければいいわけではありません。あふれる情報に振り回されてしまうと、「私はエレガント?キュート?クール?それとも情熱的?」と、自分の軸さえ見失ってしまうことがあります。
一度選んだものでも、自分の手で削除できるようになると、不思議と迷いは減っていきます。
あなたのための結婚式の答えは、ネットの中にはありません。
あなた自身が選び取ったものの中にしかない、ということを忘れないでくださいね。
イラスト tocco
\安心して迎える結婚式の準備/
この方にお聞きしました。安部トシ子さん

【プロフィール】1983年、南青山にウエディング・プロデュース会社㈱オフィース・マリアージュを設立。花嫁さんにとって結婚式が人生の宝物となるよう39年間サポートし続けているウエディング・プロデューサーの草分け的存在。各種講演やブライダル誌での監修や執筆など幅広く活躍。『25ansウエディング』では35年間花嫁の多様な質問、悩みに答えている。
《書籍紹介》
著書 「安部トシ子の結婚のバイブル」(発行 アシェット婦人画報社)、「いい結婚式ってなんだろう」(発行 エイジェイ出版)
監修「育ちが良いと思われる50の習慣」(発行 宝島社)、「大事なところをきちんと押さえる結婚の段取りとしきたり」(発行 マイナビ) 他


















