Q19 結納のこと教えて

結納を行う両家
しきたり・マナー

結納はちゃんとしたほうがいいように思うけど、どうしたら良いかわからない。どこで聞けば教えてもらえるの?

今どき結納なんて、と思われるかもしれませんが実は結納は非常に合理的な婚約の公表方法です。両家が足並みを揃えて結婚式に向けて進んでいくことができるのは大きな利点です。ですが最大の部分は「心」にあります。結納を行った多くの人が「相手の家にきちんと迎えられていると実感した」といいます。この安心感こそが一番の利点であり、口約束の婚約との大きな違いであるといえます。

結納品は小道具?

結納品は小道具と言ってしまえばそれまでかもしれません。けれど綺麗な水引のかかった品々を大切に感じ婚約成立の瞬間を心に深く刻むことがきます。そう思うと小道具にも大いに意味があるのではないでしょうか。 日本では古くから婚姻を結ぶ際に両家で酒を酌み交わす習慣がありました。この時の酒肴品や贈り物を「結いのもの」といいこれを結納品と呼ぶようになりました。その結納品には子孫繁栄の「子生婦(こんぶ)」長寿を願う「友白髪(麻糸)」などひとつひとつに意味があります。この意味を理解したうえで準備ができると気持ちの入った結納ができると思います。

どこで聞けばいい?

百貨店の結納品コーナーに行くと色々と教えてもらえます。ただ地域によって内容も異なるので両家の親御様にまずは確認をしてから進めたほうが良いと思います。 また結納をする場所はレストランや料亭が多いのですが、ホテルの中のレストランだと結納の進め方などを熟知しているスタッフも多いので相談すると安心です。 正式な結納には、費用の支払いの仕方、座る順番、進行内容などの決まりがあります。ですが事前の準備をしっかりとおこなえば当日はスムーズに進められます。また結婚式が決まっているのなら、結納についての相談を担当のプランナーさんにしてはいかがでしょうか。

イラスト tocco

佐藤 陽子

ウエディング プランナー 出身地 東京都 「丁寧な結婚準備をサポートします」 料亭での和婚をはじめ、ホテル等でのプランナー歴15年。 【ウエディングサポート...

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