12回目の結婚記念日 絹婚式
12年目 絹婚式(きぬこんしき)
silk
シルクは人の肌の成分に近いとされる天然素材。皮膚への刺激がとても少なく、軽く柔らかく、しなやかで心地よい。静電気がおきないなど多くの特徴があり、その分高価なものが多い。12年経ち円熟味を増して夫婦としてのグレードがあがり良いものを身にまとうこともできるころ。年齢を重ね小さいころに憧れていた、コットンではなくシルクが似合う大人になれているのか問いかけたくなります。夫婦生活も質の良い丁寧な暮らしができるように。との願いが込められて絹婚式につながっています。
結婚記念日のお話し
今年の家族旅行は、10歳の娘と3人で絹織物の産地、群馬県の高崎へ。博物館で養蚕の歴史~絹織物が出来上がるまでの様子を見学。その後はシルクのハンカチを好きな色に染め上げる、染め物体験。娘とおしゃべりしながらの作業が楽しい。
【アニュアルレター】の12年目のページを開きながら「今年は結婚記念日にちなんだ旅行をしよう!」と提案したからか最近、結婚式のことをよく聞いてくるようになった。
『結婚式』と『ハンカチ』で思い出したことがあるの。聞きたい??結婚式の時って、花嫁さんは白いハンカチを用意してくださいって言われるの。ママは絶対に泣かないから、家にあるハンカチを持っていけばいいや、くらいに思ってたのよ。そうしたらパパがね、『花嫁さんは花嫁さんらしいハンカチを持つべきだ』って、前の日に素敵なシルクのハンカチを買ってきてくれたの。
そのハンカチ、どうしたと思う?使ったわよ、パパが!(笑)披露宴の最後のご挨拶で、パパ大号泣。自分のハンカチが見つからなくて、ふりふりレースのシルクのハンカチで汗と涙を拭いてたわ。あのハンカチ、いまどこにあるのかしら。
そんな話をしながら、3枚のシルクのハンカチがきれいに染め上がった。娘からパパに、パパからママに、ママから娘へのプレゼント。
「12回目の結婚記念日おめでとう!」