Q43 結婚式を延期するかどうか迷っています
時節柄、 結婚式を延期するかどうか、現在両家両親も交えて検討中です。延期をした場合、ゲストにはどのように伝えるのがマナーになっていますか?また、延期しなかった場合、お招きすることはゲストに負担をかけてしまうことにはならないでしょうか。
今の状況下では、延期するかどうかはなかなか判断がつきにくいと思います。それぞれの事情もあるでしょうから、ご家族ともよく話し合った上で、納得のいく結論を出してください。それをふまえて、まずは延期を決定した場合の招待客への対応についてお話ししますね。
結婚式延期の伝え方
延期の伝え方ですが、今はお知らせの定型文を作っている印刷会社もありますし、会場もそういう文面は持っているはずです。あいさつ状を作成したら、そのまま送るのではなく個々に電話などでお知らせをした上で郵送してください。あいさつ状には、延期日が決まっていればその日時を入れてもかまいませんが、今後コロナの新しい波が来るかもしれないことを思うと、タイミングが難しいかもしれません。今はご報告だけにして日時を決めず、「日程が決まり次第、改めて招待状を送らせていただきます」としたほうがよいと思います。
延期にしなかった場合
延期をしなかった場合、お招きするゲストに対して懸念があるようですが、招待状を出す前に事前にお電話などでぜひお越しいただきたいことやご日程についてお伝えをしてからが良いと思います。
その時に、ゲストのなかには「招待されても、今行くのはちょっと考えてしまう」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方たちに気を遣わせたくないという心配もあるかと思いますが、その時は「結婚式が終わって落ち着いたら、写真や映像、見てね!」とお伝えすれば、ご友人も安心されるのでは。もちろん「お誘いありがとう!絶対に行くからね!」と言ってくれるご友人もいらっしゃるでしょう。出席・欠席の判断はお任せするしかありません。コロナに対する考えは人それぞれと心得てください。
これからの結婚準備
どんなスタイルのウエディングでも、選択肢のいちばん最初にくるのは「自分たちが思い描いている希望をかなえられるのかどうか」ということです。場所の設定をもう一度考え直して屋外を選ぶ、広いお部屋に変更するなど、現在予約されている会場のなかでもできることはたくさんあります。会場のスタッフはみな「どんなことが心配ですか?どうすることがおふたりにとってベストですか?」と、手を差し伸べたいと思っています。まずは担当プランナーに相談し、率直な意見やアドバイスを聞いて、悔いが残らないように準備を進めていきましょう。
イラスト tocco