Q91 立食パーティなどカジュアルな結婚式が理想だけど、ゲストの反応は実際どうなのか心配
海外に住んでいた時に立食スタイルのウエディングパーティに出席し、とても素敵だったことから、自分の結婚式もそうしたいと思っていました。着席のきちんとしたウエディングスタイルではないのでゲストの反応が心配です。
立食パーティは、欧米の映画やドラマでよく見かけるスタイルで、グラス片手に初対面のゲスト同士が自然に会話を楽しみ、笑顔にあふれる華やかな雰囲気が魅力です。
おしゃれにドレスアップしたゲストが自由に動き回り、おいしい料理をつまみながら交流する姿は、誰もが一度は憧れる理想のパーティシーンかもしれません。
しかし、実際には日本と欧米では文化やコミュニケーションスタイルが大きく異なり、想像しているような“映画のようなパーティ”が必ずしも再現できるわけではありません。
特に日本では、普段から立食パーティに慣れている方は多くなく、「思っていたのと違った」と感じるケースもあります。
結婚式という“プライベートな集まり”の中では、企業パーティのようにゲスト同士が積極的に関係を広げる目的があるわけではないため、交流が自然に起こりにくい点も理解しておく必要があります。
ここでは、よくある問題点と、その解決策をご紹介します。
立食パーティを希望されるカップルは、ぜひ参考にしてみてください。
【 よくある問題点 】
① 知っているゲスト同士だけで固まり、新しい交流が生まれにくい。
結婚式のゲストは、友人グループや会社の同僚など、すでに関係性ができている人が多いため、どうしても内輪で集まりがちです。
② 年配ゲストが長時間立って過ごすことが難しい。
立ったままの飲食は体力を消耗しやすく、結局椅子に座ったまま動けず、立食の魅力が活かせないことも。
③ 料理が軽食中心で、お祝いに来たのに満足感が得られない。
立食はコース料理に比べるとボリュームが少なくなりやすく、「思っていたより食べられなかった」という声もあります。
【 問題点の解決方法 】
① ゲスト紹介ツールを作る
ゲスト全員の「簡単なプロフィールパンフレット」を用意するのが効果的です。
新郎新婦との関係、趣味、職業などを入れておくことで、初対面でも会話の糸口が生まれやすく、コミュニケーションがスムーズになります。
② 年齢層を揃える・親族には別会を検討する
立食はどうしても若い世代向きのパーティスタイルです。
年配ゲストには負担が大きいため、別日に親族食事会を開く、もしくは会場の一角に“着席スペース”を設けるなどの工夫が必要です。
③ 会費制にしてカジュアルさを明確に伝える
立食パーティは「料理よりパーティの雰囲気を楽しむ」側面が強いため、事前に会費制とするほうがゲストの満足度が高まります。
ドレスコードや演出など、カジュアルパーティであることをしっかり知らせておくのがポイントです。
立食パーティは、工夫次第でとてもおしゃれで楽しいウエディングになります。
憧れやイメージだけでなく、日本の文化やゲストの年齢層を踏まえて準備をすれば、きっと「やってよかった」と思える素敵な一日に。
おふたりが実現したい“理想のパーティ像”を大切にしながら、ゲスト目線も取り入れてプランニングしてみてください。
憧れやイメージだけではなく、現実的な問題点に向き合い、職場の先輩や同僚、友人などの声にも耳を傾け問題点があれば、どうずれば克服できるか考えながら、ゲスト目線で準備ができれば、きっと成功へと繋がっていくはずです。
イラストtocco
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