Q81 コロナ禍で両家の親が初めて会うタイミングが結婚式になるのですが、これで良いのか少し気がかりです。
お互いの家にご挨拶には伺っているのですが、両家の顔合わせができていないまま、結婚式を迎えることになってしまいそうです。両方の親は「しょうがない」と言ってくれてはいますが、少し気がかりです。何か良いアイデアはありますか?
思いもよらない感染症の流行に、新郎新婦のみならず親御様もどのように息子、娘の結婚準備を後押ししたらいいか?悩まれたことと思います。通常でしたら新郎家または新婦家、どちらかに集まって結納や顔合わせといった機会を設けるところですが、感染予防のため中止にし、ビデオ通話による顔合わせを行うなど、工夫をされたカップルさんも多くいらっしゃるようです。
まだそういった機会を設けていない、というカップルさんは今からでも検討をしてみるのも良いかもしれませんが、ご相談者の花嫁さんと同じように、両家同士が初めて対面するのが結婚式と決まっている場合もあるかもしれません。実例をもとにご紹介いたしますので、ご参考にしてみてください!
【事前にできること】
結婚式当日に初めて会うので親睦が深まるか心配という場合は、事前にしっかり両家の仲を取り持つように準備をしましょう。
例えばふたりの前撮り写真やプロフィール、家族紹介を交えたカードを作って両家に送り、お互いのことや家族のことについて事前に深く知っておいて頂けるように工夫してみたり、両家それぞれから相手方の家族へのメッセージを貰って渡すなど、直接会っていなくても“本来なら直接お会いしてご挨拶がしたかったけど、結婚式でお会いできるのを楽しみにしています!”という気持ちをしっかり伝えることが出来そうですよね。
また親御様がご遠方で前泊をされるご予定であれば、前の晩にご挨拶をかねて夕食を一緒にされるということができます。リゾートウエディングで宿泊が必須の場合は、前泊時に両家お顔合わせの夕食会を予定し、翌日に結婚式。というように最初から考えて結婚式の時間を決めることもできます。そのようにされた先輩花嫁さんから感想を聞いたところ、「両家の父がお酒も入って良い感じで意気投合、笑いの絶えない食事会となりました。翌日の結婚式ではお互いの緊張も解け、母親同士が仲良く話をしているシーンや親族を紹介しあっている姿を見て、前日でも顔合わせの時間をとって良かった」とおっしゃっていました。
【結婚式当日にできること】
まずは担当のプランナーさんに、両家顔合わせができておらず親御様同士が初対面であることを伝え、少し早めに集合をしてもらい控室でご挨拶をすることができるか事前に相談をしてみてはいかがでしょうか。結婚式の時間にもよりますが、花嫁さんはすでにお仕度に入っている場合が多いのでおふたり揃って立ち会うことはできない旨をお互いの親御さまにお伝えすることは忘れずに。
親としては自分の子供のことを「どうぞよろしくお願いします」そして親族として「今後とも末永くよろしくお願いします」とお伝えになられたいはず。その時間をどうにか工夫をして作ることも必要だと思います。結婚式の準備段階でできることを探してみましょう。
イラストtocco