Q42 引出物はゲストの自宅に宅配で送るのに会場に持ち込み料がかかるのはどうして?

持ち込み料について、どうしても納得いかないことがありました。 遠方からのゲストが多く、移動のことを考え、引出物は宅配便で送るタイプのもので気に入ったものがあったのでそれにしようと、打合せ時に担当プランナーに伝えたら「1点につき500円の持ち込み料がかかります」と言われました。保管も、引出物セッティングもしてもらわないのになぜ持ち込み料がかかるのでしょうか

引き出物の持ち込み料とは?
引き出物を持ち込む際に発生する「持ち込み料」について、疑問に感じる方は少なくありません。多くの会場では、引き出物を事前に会場でお預かりし、数量の確認や保管を行い、当日に引き出物をセットして各卓へセッティングする、という一連の作業が発生します。そのため、その人件費や管理の手間に対する対価として、持ち込み料が設定されているケースが一般的です。
今回のご相談のように、引き出物を会場に直接納品せず、別の方法で手配する場合、「実際に会場で保管やセッティングをしないのだから、持ち込み料の対象にならないのでは?」と感じる方もいらっしゃるでしょう。そのお気持ちはもっともだと思います。だからこそ、まずは担当プランナーに対して「その会場における持ち込み料の定義」をきちんと説明してもらうことをおすすめします。会場ごとに考え方やルールが異なるため、曖昧なまま進めてしまうと後々のトラブルにつながりかねません。
あわせて確認しておきたいのが、お見積書の内容です。引き出物がすでに見積書の中に含まれており、それがプランや特典の一部になっている場合、会場に依頼しないことで特典内容が変更になったり、割引が適用されなくなったりすることもあります。「持ち込み料がかからないかどうか」だけでなく、「見積条件がどう変わるのか」という点も含めて確認することが大切です。こうした行き違いを防ぐためにも、できれば会場を契約する前の段階で、持ち込み料が発生するアイテムや条件を細かく聞いておくと安心です。
その際、引き出物だけに限らず、「まだ何も決めていないのですが、持ち込み料の対象になるものにはどんなものがありますか」「それぞれの料金はいくらですか」とまとめて質問しておくと、後の準備がとてもスムーズになります。最初に全体像を把握しておくことで、安心してアイテム選びを進めることができます。
また最近では、会場が宅配引き出物を扱う専門会社と提携しているケースも増えています。ゲストが持ち帰る負担を減らせるうえ、持ち込み料の考え方も比較的シンプルになることが多いため、一度検討してみるのもひとつの方法です。おふたりの考え方や結婚式のスタイルに合った形を、プランナーと相談しながら選んでいきましょう。
イラスト tocco
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