Q23 結婚式に参加した経験が少なく、準備のスタートから迷ってばかり

式場の下見に行く前に、ある程度候補は絞り込むべきでしょうか。絞り込むポイントは? 友人は家族婚がほとんどで、私も彼も結婚式に出席した経験が少なく、結婚式のイメージが湧きません。まずは会場の下見を、というスタート地点から迷ってばかりです。

結婚式のイメージが沸かない
今回のご相談者は「結婚式のイメージが湧かない」とのことですが、まず大切なのは、おふたりで大枠を話し合うことです。
とはいえ、「話そうと思っても、何も浮かばない」という方も多いですよね。そんなときは、次の方法を試してみてください。
イメージが湧かないときの考え方
ふたりで別々の紙に、結婚式に関して好きではないこと・やりたくないことを10項目ほど書き出してみましょう。
一見ネガティブな方法に思えるかもしれませんが、実はここに結婚式づくりのヒントが隠れています。
好きなものはどんどん広がって収拾がつかなくなりがちですが、嫌いなものには必ず理由があります。
たとえば「花束贈呈はしたくない」という場合、その理由は「親に感謝したくない」わけではなく、形式的に感じることへの違和感かもしれません。
その理由を丁寧に紐解いていくことで、「自分たちらしい感謝の伝え方」という具体案にたどり着くこともあります。
ふたりの歩みを振り返る
嫌いなものを整理すると同時に、これまで
「誰と、どんなふうに関わり合い、どう生きてきたのか」
を振り返ってみることも大切です。
たとえば
「両親は共働きで、夕食は祖母が作ってくれることが多かった」
という背景があれば、自然と「どこかで祖母に感謝を伝えたい」という気持ちが生まれるかもしれません。
こうして考えていくうちに、少しずつ**『ふたりの結婚式』の輪郭**が見えてくるはずです。
結婚準備は、会場探しから始めなくていい
結婚式の準備は、まず式場の下見から始めるものだと思っている方も多いですが、実はそうではありません。
何も決めずに見学に行くと、会場の雰囲気に飲み込まれてしまい、「なんとなく決めてしまった」ということにもなりがちです。
まずは
- どなたに出席してほしいのか
- 親御様やおじい様・おばあ様はどこにお住まいか
- 結婚式の場所や時期はいつ頃がよいか
- ご予算はどれくらいか
といった基本的な部分から話し合いましょう。
そのうえで、挙式や披露宴のスタイルを相談し、会場探しへ進むのが理想的な流れです。
悩んだら、プロを頼って
まずは彼とよく話し合ってみてください。
それでも整理がつかない場合は、結婚式のプロを頼ることで、気持ちがすっきりし、前に進めることも多くあります。
会場見学の予約やスケジュール管理、見学同行などを任せることで、
「何が自分たちにとってベストなのか」を客観的にアドバイスしてもらえる安心感も得られます。
結婚準備のスタートは、イメージを固めることではなく、対話から。
焦らず、少しずつ進めていきましょう。
イラスト tocco
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