Q74　結婚式までに半年なのに自分の気持ちがわからなくなってしまい不安

プロポーズされた瞬間は最高に幸せ！と感じたけど、結婚が具体的になるにつれて、なぜか不安になってきました。彼は何も悪くないのにイライラしてあたってしまって後で反省してまた落ち込んでしまいました。どうしたら良いのでしょうか。

結婚準備の最初はとても楽しみにされていた花嫁さんが、準備を進めていく途中で同じような相談されることが時々ありました。昔からマリッジブルーと言われており、多くの皆さんが経験することなんです。本人には何が原因なのかよくわからないことが多く、また彼にも何の問題もないように思うので、マリッジブルーになった本人が「自分が悪いのではないか」と自分を責めてしまうことで余計に症状が重くなってしまいます。誰にでも起こり得ることだからこそ、原因となることを知っておくと対応がしやすくなると思いますので先輩花嫁さんの経験などをアドバイスとしてお伝えいたします。

みんなはどんなことが不安になる原因？

■結婚後の生活への不安
実家暮らしから初めて他の場所で生活するとか、ひとり暮らしから同居に変わったりと生活環境が大きく変わることで気持ちが不安定になってしまう。これからの生活を想像すると不安な気持ちになる。

■彼や彼の家族に関する不安
「本当にこの人と一生やっていけるだろうか」と彼のことをジャッジするように見てしまったり、相手の親や兄弟ともうまくやっていけるか不安に思い急に自信がなくなってしまう。

■結婚準備によるストレス
結婚式場やドレス選び、ゲストへの細かな連絡やリストアップなど、準備することが多く忙しくなることで心の余裕がなくなってしまった。準備で忙しい時期に彼との連携がうまくいっていなく、「私ばっかり準備している！」とモヤモヤしてしまう。

以上が先輩花嫁さんの「不安」思われていた原因の代表的な3つです。ひとつだけではなく全てが不安の原因だったり、それとは別の不安がミックスしていて大きな「不安」となったりもありました。

不安な状況から脱するおすすめ方法

■彼とよく話し合う
まず、悩みは一人で抱え込まずにパートナーと共有しましょう。もしかしたら自分が思っていたことが相手に伝わっていなくて悲しくなるかもしれませんが、この機会をチャンスだと思ってみてください。彼はこれから、自分の一番の味方になってくれる人です。しっかりと心を開いて、思っていることを伝えることで2人の関係をこれからもっと良好に保っていくことが出来るようになります。また思いを言葉にすると、気持ちの整理がついたり、自分が何に悩んでいるかはっきりし、ひとりで考え込むより良い答えが浮かぶこともたくさんあります。

■身近な人に相談する
冒頭でお伝えしたようにこのような気持ちの落ち込みは多くの方が経験しています。結婚をした兄弟や友人に話してみると共感してもらえたり、役立つアドバイスがもらえたりと気が楽になることが多いようです。

■気分転換を図る
例えば結婚準備で疲れてしまった時は一旦何も考えない日を作るのがお勧めです！気の置けない友人と一緒に遊んだり、一人で映画をみたり、行ってみたかったカフェに足を運んでみたり、久しぶりにご実家の家族との時間を過ごすのもいいかもしれません。とにかく自分がHappyになれることをやっていきましょう！

いろいろと試してみたけれど、なかなかマリッジブルーから抜け出せない場合は、思い切って結婚に対して立ち止まってみる、というのもひとつの手段です。結婚準備を一旦リセットしてみて、自分がどのように感じるかを知ることも大切です。結婚の延期はとても勇気のいることですが、もし不安が残ったまま入籍をしたり、結婚式をしたりしてしまうと、憂鬱な症状が結婚後さらに重くなってしまう場合もあります。

結婚という大きなターニングポイントだからこそ感じてしまう心の揺らぎ。これをひとつ乗り越えることで、相手の考え方を知れたり、自分の思いを分かってもらえたり、お互いへの理解がより深まると思います。価値観の違うふたりが一緒になるのですから、衝突するのは当たり前で「相手との意見の違いを楽しむ」くらいのゆったりとした気持ちで結婚式までの半年過ごせるといいですね。今しかない、ふたりの大切な日々を過ごしてくださいね。

最後になりましたが最近は男性のマリッジブルーの話を聞く事があります。「彼女を幸せにする責任」をプレッシャーと感じてしまったとおっしゃっていました。花嫁さんだけが不安なのではないのです。お互いに「話をして気持ちをシェアする」を心掛けてみてください。

イラスト　tocco