Q75　結婚式の準備で母親が「手伝うことは？」と聞いてくるけど

結婚式の会場も決まって準備をスタートするタイミングです。私の母が「手伝う事はない？」とよく聞いてきます。彼との仲は悪いわけではないけれど、やっぱりふたりで決めたいことも多く、何をお願いしたら良いのか迷ってしまっています。また彼のお母様にも声をかけたほうが良いのかも気になります。どうしたら良いのでしょうか。

お母様は結婚式をとても楽しみにしていらっしゃるのですね。実はこのようなお悩みはご家庭ごとに答えが変わってきます。自分や彼と両家の親の関係や親御様の性格も含めて考えたほうが良いことなので、なかなかすぐに答えは見つからないこともあります。ここでは先輩花嫁さんの経験談も含めて一般的な事例をいくつかご紹介いたします。

■アイテムを選ぶ時に意見を求める

・ドレス選びや衣裳選び
最近は彼とふたりで試着に行かれるかたも多くなりましたが、実はお母様が一緒であれば、花嫁さんの子供のころから好きなテイストを誰よりも知っていたり、顔立ちや体形に似合う衣裳も冷静な視点からアドバイスをもらえることもあります。

お母様と一緒に選んだことで、「自分では選べなかった最高の一着に出会えることが出来た！」とおっしゃっていた花嫁様もおられ、そのお母様に感想を伺ったら「一緒に行けて本当に楽しかったし、いい思い出になった。ドレス選びだけではなく、アクセサリー選びもでき、娘がより可愛らしく見えるドレスを選べて嬉しかった」とおっしゃっていました。母と娘で、一緒に選ぶ楽しみが一番ですが、似合う似合わないをズバッと言ってもらえるご意見番になってもらえる関係でもあるということです。

・引出物やお料理などのアイテム選び
親世代や親戚の好みを知っていたり、地元のしきたりや親戚同士の慣例をふまえて意見をもらうことで結果的に幅広い世代から満足頂ける結婚式にすることが出来ます。

■手作り

手作り好きのお母様にとって大活躍するのが手作りアイテムです！字が綺麗なお母様には招待状の宛名書きをお願いされた花嫁さんもいらっしゃいます。手先が器用で小物作りが好きなお母様には、ヘアアクセサリー、リングピロー、ウエルカムボードなど得意なスキルを活かしてきっと素敵で完成度の高いアイテムを作ってくれるはず！何を作るか決める際には自然と結婚式のテーマやふたりのこだわりについてもお話することができ、ゲスト全員分のプチギフトを作るなど、大変時間がかかる作業もお母様と一緒だと楽しくお話したりしながら進められ大変な準備も楽しい思い出になったようです。

一緒に作ったアイテムは、披露宴中に司会者から紹介するなどゲストのみなさまにも分かるようにしておくと、よりお母様も喜ばれますね！お母様も手作りしたアイテムが当日大活躍しているところをみたら喜んでくれるはずです！

ただし注意点として予算をおさえたいからという理由だけで何でもお願いするのは主旨が違いますよね。お母様のスケジュールもあるから無理のない範囲でできるものを相談されたほうが良いと思います。また、自分のお母様にお願いをされた場合はお相手のお母様にもご報告は忘れずに。もしかしたら彼のお母様も何か手伝ってあげたい、とお考えになられている場合もあります。

そして本当は、お願いをすることで自分達の意思とは違う方向になりそうなので、できれば自分達だけで準備をしたい。という時はお断りの仕方を、おふたりで相談をして慎重にしたほうが良いと思います。せっかくの子供の結婚式だからと張り切っている親御様も多くいらっしゃいます。お願いの仕方もお断りの仕方もケースバイケースです。

イラストtocco