45回目の結婚記念日 サファイア婚式
結婚記念日STORY
45年目 サファイア婚式(さふぁいあこんしき)
sapphire
サファイアには「誠実」「慈愛」など、また一途な想いを貫くという意味もあることから長年連れ添った夫婦を称える意味で名付けられました。愛情が薄れてくると、石の色が青から緑へと徐々に変化していくとのいわれがあり、45年目の記念日にブルーサファイアを贈ると、二人の愛が永遠に続くことを表します。年齢を重ねるごとにふたりで迎えることができる結婚記念日はさらに感慨深いものになっています。
結婚記念日のお話し
70歳古稀のお祝い
「ねぇじぃじ、じぃじの宝物は、なあに?」「宝物かぁ・・・ばぁばかな」そんな会話が聞こえてきた。
今日は父の70歳の誕生日&古稀のお祝いに家族が久しぶりに集まった。普段は父と母だけの家に、私と夫と6歳の子供、兄夫妻と10歳の甥っ子そして妹夫妻と1歳児お祝いの食事は昔からきまって母特製の「ちらしずし」と「唐揚げ」。それに今日は子供達のためにフルーツサンドも用意されていた。
みんなの会話の中から、結婚して45周年ということも発覚!兄妹みんな家庭をもっているから45回目の結婚記念日に興味津々。
「長続きの秘訣は?」「離婚の危機とかあった?」「45周年ってサファイア婚だ!お母さんにサファイアをプレゼントするの?」 矢継ぎ早の質問に、母が1歳の孫を抱っこしながら「私がつける指輪よりも、お父さんと一緒に観られる絵を買ってもらったのよ!サファイアブルーの素敵な絵。あそこに掛かっているわよ」
リビングの壁には鮮やかなサファイアブルーが広がっていた。
その時、急に思い出した。自分が小さいころ、「お母さんの大切な宝物は何?」って聞いたら「そうねぇ、お父さんかな・・・恥ずかしいから内緒ね」って言って笑った母の顔を。