Q69 披露宴の料理に地元の食材を使いたい

かぼす 地元特産品
結婚準備のダンドリ

結婚式の準備をスタートして「せっかく集まってくださるゲストに美味しいものを食べてもらいたい」という意見が一致しました。何から決めたら良いのかわからないことばかり。でもせっかくだからお互いの地元の食材を使っておもてなしできたらいいねと話しています。どう進めたら良いでしょうか。

結婚式の中で「お食事」は、おもてなしの気持ちがダイレクトに伝わる、とても大切な要素です。せっかく来てくれるゲストの皆様には、美味しいお料理で満足していただきたいですよね。その中で「地元の食材を取り入れたい」というご希望をいただくことはとても多く、お互い違う場所で育ったおふたりが一つの家族になるからこそ、双方のご家族に“地元の味”を感じてもらいたいというお気持ちは、とても素敵なものだと思います。

「でも、お料理ってどうやって決めていけばいいの?」
そう感じている新郎新婦様も多いので、まずは会場ごとの一般的なお料理の決め方をご紹介します。

・コース料理の中から好きなものを選ぶ
・一つのコースをベースに、一部の料理だけグレードアップする
・プリフィックススタイル(前菜・スープ・メインなどを自由に組み合わせる)
・和洋中から好きなスタイルを選べる
・一部オーダーが可能(シェフに要望を伝えるスタイル)
・フルオーダーが可能(ゼロからメニューを作る)

もしフルオーダーができる会場であれば、ぜひ「地元食材を使いたい」という希望をプランナーに伝えてください。シェフとの直接打合せができることも多く、好きな食材や思い出の料理、取り入れたい郷土料理など、自由に相談できます。

フルオーダーが難しい会場でも、一部だけオーダーができる場合があります。まずはプランナーに確認してみましょう。
決まったコースしか選べない会場でも、産地だけ変更可能なケースもあります。特にお米・お肉・フルーツなどは取り入れやすい食材です。

ただし地元食材を使う場合、注意したいのが「確実に手配できるかどうか」。天候の影響を受けにくく、安定して入荷できる食材だと安心です。また、せっかく取り入れた食材は、メニュー名に地元の名前を入れたり、司会者から“なぜその食材を選んだのか”を紹介してもらうことで、おふたりらしさがぐっと強まります。

もし料理に取り入れられなかった場合でも、別の形で地元の魅力を伝えることができます。
例えば、プチギフトに地元の特産品を使う方法。新郎・新婦それぞれの地元のお菓子を1つのセットにして「〇〇県×〇〇県オリジナルギフト」とするのも喜ばれます。

また「飲み物の持ち込みOK」の会場であれば、地元のお酒を用意して飲み比べセットとして提供することも可能です。歓談中にゲストの方へインタビューをしながら感想を聞くと会場がとても盛り上がります。

「美味しいお食事でおもてなししたい」
そう感じているおふたりであれば、会場決定前の試食はぜひ参加しておきましょう。味の方向性を確認できるので安心です。細かな内容は打合せの中でゆっくり決めていけば大丈夫。

ゲストの顔を思い浮かべながらメニューを選ぶ──
その時間こそ、すでにおふたりのおもてなしは始まっています。どうぞ楽しみながら考えてみてくださいね。

イラストtocco

\あなたらしさを叶える結婚式/

佐藤 陽子

ウエディング プランナー 出身地 東京都 「丁寧な結婚準備をサポートします」 料亭での和婚をはじめ、ホテル等でのプランナー歴15年。 【ウエディングサポート...

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