ファーストミート

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感動ストーリー100

挙式に携わる私達が目にした、感動レポートをご紹介します。全て実話です。

欧米には「結婚式の前に新郎新婦が顔合わせると幸せになれない」という古いからの言い伝えがあります。それを知っていたご新婦は、打合せの際にこう話しました。 「私たちも、仕度が出来るまで会わないようにしたいのです」

その想いは非常に強く、結婚準備の段階から徹底されていました。ドレス選びの際も、ご新郎と一緒に行くという選択はせず、お母様と二人で行かれました。どのドレスにしたかもご新郎には内緒です。また、会場コーディネートの打ち合わせも、ご新郎にばれないよう工夫して行っていました。

そして迎えた結婚式当日。お互い別々のお部屋で支度を進めていた二人は、初めて対面する場所として選んだのが式場のチャペルでした。この場所で結婚式を行う前に、二人だけの特別な時間を過ごしたいとのことでした。

ご新郎は黒のタキシードに身を包み、ご新婦はロングスリーブのウェディングドレスをお召しになっていました。新郎が先にチャペルに入り、その後、新婦は扉の前で待機します。扉の前に立つご新婦の表情は、緊張しながらも喜びに満ちていました。そして、扉が開き、ご新婦は新郎の肩を優しくポンポンと叩きました。

新郎新婦の初対面の瞬間、その場は驚きと喜びで包まれました。ご新郎は少し照れくさそうに笑みを浮かべ、ご新婦の姿を見つめます。お互いの姿を見ることで、これまでの準備の苦労が一気に報われたような、そんな瞬間でした。

そして、ご新婦からご新郎へサプライズの手紙が手渡されました。その手紙には、二人が出会った頃の思い出や、これまでの感謝の気持ちが綴られていました。ご新郎が手紙を読み進めるうちに、その目には涙が浮かびます。懐かしい思い出が次々と蘇り、胸がいっぱいになったのでしょう。涙をこらえきれず、ご新婦もつられて涙を流しました。

式を前にして、二人が手紙を通じてお互いの想いを伝える時間を持てたことは、とても素敵な瞬間でした。その時間は、二人の気持ちをより強くし、結婚式に臨む心構えを整える特別なものとなったことと思います。

チャペルディレクター 川上より

花嫁相談 編集部

花嫁相談 編集部 現役プランナーで構成する花嫁相談編集部。結婚準備を楽しく悩みの解決に役立てていただける記事を配信しています。 ここに無い質問やご相談はお気...

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