子育て感謝状

子育て感謝状
感動ストーリー100

挙式に携わる私達が目にした、感動レポートをご紹介します。全て実話です。

結婚式には、さまざまな感動的なシーンが訪れますが、その中でも特に印象深かったのは、新郎新婦が準備した親御様へのサプライズでした。そのサプライズは披露宴で行うのではなく、挙式の中で行いたいというこだわりがありました。

二人が用意したのが、「子育て感謝状」

親御様が壇上に立つと、新郎新婦はこれまでの感謝の気持ちを込めた言葉を、ひとつひとつ丁寧に伝え始めました。

日常ではなかなか言葉にできない思いを、この特別な日だからこそ、しっかりと伝えようとする気持ちの表れでした。新郎新婦は、時に言葉に詰まりながらも、心からの感謝の気持ちを表現し、親御様の目には次第に涙が浮かび始めていました。

「子育て感謝状」が、親御様に手渡されました。その感謝状には、親への愛情と感謝が綴られており、これまでの日々の思い出とともに、新たなスタートを迎える二人の気持ちがしっかりと表現されていました。

感謝状には、こんなメッセージが書かれていました。

生まれた日から今日まで10,258日間、ここまで育ててくれて本当にありがとう

時に厳しく、時に優しく愛情を注いでくれたお父さん
いつもあたたかく、たっぷりの愛情で包み込んでくれたお母さん
新しいスタートを迎えた私たちをどうか見守っていてください
本当にありがとうございました。
感謝の気持ちを込めて

このメッセージには、両親への感謝が凝縮されており、その言葉を読み上げる新郎新婦の表情は、これまでの人生の中で得たすべての思い出や感謝の気持ちを伝えるものとなっていました。親御様は、そのメッセージを目にした瞬間、言葉にならない感動を覚えた様子で、涙ぐみながら感謝状を受け取りました。

新郎のお父様は、感謝状を手に取りながら、少し照れくさそうに笑顔を浮かべ、「学生以来の賞状だ」と軽くジョークを交えました。この一言は、会場に微笑みをもたらしながらも、その裏には親としての深い喜びと誇りが隠されていました。長い年月をかけて育て上げた息子が、こうして感謝の気持ちを形にしてくれたことは、親として最高の喜びであり、誇らしい瞬間だったに違いありません。

お母様も、感謝状を受け取りながら、じっと新郎新婦を見つめ、これまでの思い出が一瞬にして蘇ってきたようでした。その温かい目で二人を見守る姿が、会場全体に深い感動を与え、涙をこらえる参列者の姿が目立ちました。

チャペルディレクター 槌屋より

花嫁相談 編集部

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