Q66 結婚を機に何を揃えるべきしょうか?

冠婚葬祭喪服 バック 袱紗
しきたり・マナー

結婚を機に揃えておくとよいものを教えていただけますか? 揃えておくべきものや新居に必要なものがありましたら教えてください。

まず揃えておいていただきたいのは、冠婚葬祭用の礼服一式です。後回しにすると、いざという時に準備が間に合わなかったり、そもそも買うタイミングを逃してしまいがちです。特に葬儀は突然のお知らせが多く、礼服を用意していないと非常に慌てることになります。結婚を機に、ご自身と彼の礼服も整えておきましょう。

喪の場で全身をきちんと整えている方は意外と少なく、正式な装いが揃っていないケースも多く見られます。バッグは革ではなく布製の光沢のないもの、靴も黒い布製が正式です。バッグと靴がセットになっているとより安心です。さらに数珠・袱紗・白いハンカチといった小物も用意し、ひとつの袋にまとめておくと急な場面でも落ち着いて対応できます。「結婚するのに喪の準備なんて」と思われるかもしれませんが、事前に整えておくと“喪が遠くなる”とも言われていますので、ぜひ揃えておくことをおすすめします。

続いて、新生活のために購入するアイテムについてです。直前までの居住環境は大きなポイントになります。結婚されるカップルへの調査では、「どちらかが一人暮らし」が最も多く、次いで「ふたりとも実家暮らし」というパターンが続きます。

ふたりとも実家暮らしだった場合は、趣味の物以外はほぼ一から揃える必要があります。一気に全て買い揃えようとすると、費用面でも心理的にも負担が大きいものです。まずは最低限必要な物だけを揃え、家具店を巡りながら、本当に気に入ったものを少しずつ購入していくスタイルもおすすめです。はじめは布団が狭かったり、ダイニングテーブルがなくキャリーケースを食卓代わりにしたりと不便を感じることもあるかもしれませんが、生活が段々と整っていく過程は楽しく、振り返れば良い思い出になります。慌てて完璧を求める必要はありません。

一方で、どちらか、または双方が一人暮らしの場合は、お互いの持ち物を持ち寄ることになります。ここで注意したいのは家電のスペックです。洗濯機や冷蔵庫は一人暮らし用の小さいサイズであることが多く、新居に持ち込むと「容量が足りないから結局買い替え…」となり、撤去費用も含めてかえってコストがかかってしまうことがあります。また家電はまとめ買いのほうが配送料や割引面でお得になることも多いため、二人の生活をイメージしながら慎重に選んでいくことが大切です。

最後に、結婚生活3年目のスタッフの経験談です。
「共働きだと二人で過ごす時間が自然と少なくなってしまうので、苦手な家事を助けてくれる家電やロボット掃除機など“家事を分担してくれる相棒”があると本当に助かると感じました。」

生活は二人の価値観で形づくられていきます。丁寧に話し合いながら、新婚生活を楽しんでくださいね。

イラストtocco

\幸せの一日をプランニング/

寺谷 晶子

ウエディングプランナー 出身地 東京都 「ふたりに寄り添い、大切な結婚準備〜結婚式をお手伝いします」 ゲストハウスの立ち上げ〜レストランウエディングなどプラ...

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