Q48 結婚式に参加しないかたからお祝いをいただいたらどうすれば良い?

世の中の状況もふまえて、結婚式をどこでするかなどの話を両家で話合って、最終的に結婚式は家族だけで行うことにしました。今まで親族の結婚式はお互い出席をしていたことから、親族への説明は両親からしてもらうことにし、会社関係や友人には自分達で説明をしました。その後、親族、友人、同僚グループからお祝いをいただいたのですが、お返しなどはどうすれば良いのでしょうか。

お祝いのお返しとタイミングについて
結婚のお祝いをいただいた場合は、一般的には「半返し」と言って、いただいた金額の半分相当のお品物をお返しします。これはあくまで目安ではありますが、多くのご家庭で長く続いてきた考え方でもあり、迷ったときの基準として覚えておくと安心です。のしは「結び切り」を選び、表書きには新姓、もしくは両家の名前を入れるのが一般的です。
親族へのお返しについては、一度親御様に相談をされることをおすすめします。ご親族同士のお付き合いや、地域ごとの慣習などは、やはり親御様のほうが詳しくご存じの場合が多いからです。また親御様にとっても「誰から、どのようなお祝いをいただいたか」ということは把握しておきたい大切な情報でもあります。ふたりだけで判断せず、共有しながら進めることで後々の行き違いを防ぐことができます。
ご友人へのお返しも基本は半分程度が目安ですが、必ずしも形式にこだわらなくても大丈夫です。最近はカタログギフトを選ばれる方も多いですが、相手の好みがはっきりわかっている場合には、その方を思い浮かべながら品物を選ばれるのも素敵ですね。「自分のために選んでくれた」と感じてもらえることが、何よりのお返しになることもあります。
また、会社の同僚などグループでお祝いをいただいた場合には、人数や関係性に応じて対応を考えましょう。少人数であれば、後日あらためてレストランにお招きし、お食事をご馳走するという形を取られたご夫婦もいらっしゃいました。形式ばった品物ではなく、楽しい時間を共有することをお返しにする、という考え方もとても素敵だと思います。
お返しをお渡しするタイミングは、結婚式のあとにご報告を兼ねてご挨拶に伺うのが一般的です。せっかくですから、結婚式のお写真をご覧いただけるように準備されるのもおすすめです。当日の様子を見ていただきながら直接感謝を伝えられる時間は、きっと喜んでいただけるはずです。
また、少し遠方で結婚式をされた場合には、その土地ならではのお土産を一緒に添えるのも良いですね。「ふたりが過ごした特別な場所」を感じてもらえる、心のこもったお返しになります。お返しは形式以上に、感謝の気持ちが伝わることが何より大切。無理のない形で、ふたりらしいお礼の仕方を選んでください。
イラスト tocco
\大切な人に感謝を伝えたい/


















