Q1 ファーストミートを成功させたい
ファーストミートに憧れています。準備には半年かける予定ですが、彼に秘密にするため、ふたり揃っての衣装合わせができないことや、会場やお花とのコーディネイトも心配です。準備段階でのデメリットにはどんなものがありますか?
結論から言いますと、あるのはワクワク感のみで、デメリットはほとんどありません。
「結婚式まで花婿にウエディングドレス姿を見せないと幸せになれる」という言い伝えがあります。そのため欧米では見せないことが習慣となっています。ドレス選びに付き合うのはお母さんや姉妹が一般的です。ヘア&メイク不完全な状態でドレス姿を見せるより完全に整った、花嫁としての姿を彼の記憶に残すほうが良いと思われています。結婚式当日の最高の花嫁姿で彼を驚かせましょう。まずはプランナーさんや衣装担当のスタイリストさんに予約時から、ファーストミートをすることを伝えてください。プランナーやスタイリストに協力を頼めばふたりの衣装のバランスや会場のコーディネイトも花嫁をサポートしてもらえます。ファーストミートする時間や場所など当日に必要なアドバイスを得ることができます。
ブーケデザインにこだわって
ウエディングブーケと会場装花のフォーマル度は揃えるべきですが、それも会場担当者やお花屋さんと密に相談していけば何も問題はありません。また会場装花に影響するのはカラードレスですので、カラードレスは事前に彼に見せてもかまわないと思います。 要は「私はこの白いドレスであなたに嫁ぎます」という挙式用のドレス以上に感動するドレス姿は他にはないからです。
挙式当日、初めて彼女のドレス姿を見て驚き、時には涙ぐんでしまう花婿さんを見ます。その度に「中途半端なタイミングに見せていなくて本当によかった!」と感じます。それほどファーストミートは感動的なものなのです。「彼女がこちらを向いたら、求愛の意味を込めて渡してくださいね」とブーケを差し出しても、見とれてしまって手が出ない花婿さんもいました。また「このタイミングでなければいけない」というものではありません。前撮りをするなら、そのときにファーストミートをするのもよいでしょう。 そしてファーストミートの感動は花婿だけではありません。お父さんやお爺ちゃん、お婆ちゃんも同様です。また、お母さんは試着時に見ているけれど、お父さんは見ていません。初めてドレス姿を見せるタイミングで感謝の意味を込め、ファーザーズブートニアをつけてあげても喜ばれると思います。
ファーストミートのポイント
最後にひとつだけ、覚えておいてほしいことがあります。日本人の男性はシャイなかたが多いことです。欧米の男性のように、気持ちを言葉にしたり大きなリアクションで表すのが苦手です。すぐに驚きのリアクションと「綺麗だよ!」という言葉が出てこなくても 彼の顔を見て言いたいことは理解してあげてください。言葉ではなく、アイコンタクトで伝えあうのも感動しますね!
イラスト tocco