Q59 可愛がってくれた祖父にウエディングドレス姿を見せたい

杖を持ったおじいちゃん
結婚準備のダンドリ

祖父にウエディングドレス姿を見せたいと思っていましたが、体調を崩しており結婚式への出席は難しいそうです。出席できない祖父のために何かできたらと思いますが、何か良いアイデアはありませんか。

おじいさまの体調が心配な状況のなか、「結婚の報告をしっかりと伝えたい」「晴れ姿を見てもらいたい」というお気持ちは、とても温かく素敵なことだと思います。
まずは おふたり揃ってお見舞いに伺い、直接“結婚の報告”をされること をおすすめいたします。その際に、3人でお写真を撮影しておくと、当日のエンドロールやプロフィールムービーに使用することもでき、結婚式後にはアルバムやDVDを持参して「改めてのご報告」を行うことができます。

すでにご挨拶に伺われており、「どうしてもウエディングドレス姿を見せたい」というお気持ちがある場合は、以下のような方法が先輩花嫁さまの間でも選ばれています。


1. おじいさまのご自宅近くで前撮りをする

体調面から東京までの移動が難しい場合、おじいさまのお住まいの地域で前撮りを行うという方法があります。
衣装を事前に送り、ご自宅で支度を整え、出張のヘアメイクとカメラマンに同行してもらうことで、仕上がったばかりの花嫁姿を直接お見せすることができます。

思い出の畑、幼いころに散歩した道、ご自宅の縁側など、身近な景色がそのまま「家族の物語を映す特別なフォトスポット」になります。
撮影後に一緒に写真を眺める時間も、きっとおじいさまにとって大切な思い出になるはずです。


2. ご家族だけで小さな挙式を行う

前撮りだけでなく、可能であれば “家族だけのミニ挙式” をご自宅の庭などで行う こともできます。
ご家族数名が集まり、人前式のスタイルで誓いを立てることで、しっかりとウエディングドレス姿を見てもらえます。

小規模だからこそ、おじいさまの体調に合わせて短い時間で行え、移動の負担も最小限です。準備は多少必要ですが、「必ず見せてあげたい」という想いを叶える選択肢の一つです。


3. 結婚式当日にオンラインで参加してもらう

ご自宅に伺うのが難しい場合は、オンラインで結婚式を見てもらう方法も一般的になってきました。
ただし、おじいさま世代はスマホ操作が不慣れなことも多いため、

  • 親族や近所の方に操作をお願いできるか
  • Wi-Fiや電波状況が問題ないか
  • 当日の接続テストを事前にしておけるか

などを確認しておくと安心です。

当日、画面越しでも新郎新婦の笑顔や入場の瞬間を見るだけで、大きな喜びにつながるはずです。


大切なのは「どう見てもらいたいか」を話し合うこと

どの方法を選ぶにしても、まずは 彼や両家のご家族と丁寧に話し合うこと が大切です。
あなたが「こうしてあげたい」というお気持ちを伝えつつ、みんなの意見を聞き、無理のない形を一緒に探していきましょう。

おじいさまは、あなたの幸せそうな表情を見られることが、なによりの喜びだと思います。
“可愛いお孫さんの晴れ姿”をできる限りの形で届けてあげられるよう、最善の方法をぜひ検討してみてください。

イラスト tocco

\感動の一日をともに/

寺谷 晶子

ウエディングプランナー 出身地 東京都 「ふたりに寄り添い、大切な結婚準備〜結婚式をお手伝いします」 ゲストハウスの立ち上げ〜レストランウエディングなどプラ...

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