Q71 結婚式後の家事分担について

結婚の報告をするために仲の良い友人数人と食事をしている時、結婚後の家事分担が話題に。ストレスMaxの子もいればノンストレスの子もいて、家庭によって様々でした。家事分担ってどう考えるべきでしょうか。

昭和の時代にあった「男性は仕事、女性は家庭」という価値観は、今ではほとんど見られなくなりました。現在は多くの女性が結婚後も仕事を続け、共働きが一般的に。だからこそ、どちらか一方に負担が偏らないように “協力して暮らす” ことがとても大切です。結婚生活をスタートさせる前に、ふたりが同じ方向を向けるよう準備をしておきましょう。
■ 家事分担の話し合いは【結婚前】がおすすめ
多くの先輩夫婦が口を揃えて言うのは、
「結婚後に話すより、結婚前に話しておけばよかった…!」という声です。
事前に話し合っておくことで
- お互いの価値観の違いがわかる
- 得意・不得意を理解し合える
- 手伝い合う意識が自然と芽生える
というメリットがあります。
特におすすめなのが、家事リストを一緒に作ること。
料理、洗濯、掃除、買い物、ごみ捨て、アイロン、子どもの送り迎え…など、思いつく限り書き出してみましょう。リストアップすると「これは意外と自分が好きかも」「これなら短時間でできそう」など、気づきが増えます。
■ 得意・不得意を知ることは円満の第一歩
「女性だから料理が得意」
「男性だから力仕事は任せる」
というイメージは、今や当てはまりません。
料理が趣味の男性も多いですし、反対に奥さま側が料理が苦手という場合もあります。
苦手なことを無理して続けると、ストレスが溜まり、夫婦喧嘩の火種にもなりかねません。
そんな時は、便利家電に頼る選択も大賛成!
ロボット掃除機や乾燥機付き洗濯機、電気圧力鍋など、家電が助けてくれることで、ふたりに “心の余裕” が生まれます。家事の時間が短縮されれば、ふたりの会話の時間や自分の時間も増えます。これは夫婦円満の大切なポイントです。
高額家電だけでなく、最近はテレビ特集で紹介される「100均」「300均」アイテムもとても優秀。
お休みの日にふたりで“便利グッズ探し”に出掛けるのも、楽しい時間になりますよ。
■ 先輩カップルのエピソード
土日休みの彼と、平日休みの彼女。
なかなか休みが合わず、家事の負担について気になっていたおふたりに聞いてみると…
最近、彼から「ご飯とお味噌汁できてるよ」とLINEが届くことが増えたのだとか。
理由を聞くと、
「一人暮らしの時はコンビニが多かったけど、ふたりで暮らし始めて“食べてくれる人がいる”と思うと作りたくなるんですね。電子レンジだけで作れるレシピも多くて、意外と簡単で楽しいです。」
と話してくれました。
彼女は、彼が作ってくれたご飯の写真を嬉しそうに見せてくれ、ふたりの関係が家事を通じてより温かいものになっているのが伝わってきました。
■ 「ありがとう」を伝えることが、ふたりの味方に
家事分担をきっちり決めても、予定通りにいかない日もあります。
そんな時は「できなかったね」と責めるのではなく、もう一度話し合えばいいんです。
そして何より大切なのは、感謝を言葉にすること。
・ゴミを捨ててくれていて「ありがとう」
・洗濯物を畳んでくれていて「ありがとう」
・料理を作ってくれて「ありがとう」
この「ありがとう」は、まるで魔法の言葉。
たった一言で、お互いの気持ちが軽くなったり、嬉しくなったりするものです。
■ まとめ
これから長い人生を一緒に歩んでいくために、まずは協力し合う姿勢を育てることが大切。
完璧を求めすぎず、助け合いながら、家事も“ふたりの生活の一部”として楽しく分担していきましょう。
イラストtocco
\ふたりの未来を描く/


















