Q41 彼が結婚式の準備に協力してくれず、むなしさを感じます

後ろ姿のカップル
結婚準備のダンドリ

結婚式まであと3カ月。準備もだんだん忙しくなってきて、友人には「今がいちばん幸せな時期ね」などと言われますが、何を提案しても、彼は「任せるよ」ばかりで、全然やる気がありません。結局全部私ひとりでやっていて、彼に対して最近はいつもモヤモヤしています。

男性は結婚準備が苦手

ふたりで話し合ってひとつひとつ納得しながら決めていけたら理想的ですが、実はあなたのように、理想どおりに準備を進めることができないカップルは多いものです。Twitterなどで花嫁さんの愚痴をみかけることもあるぐらい。

理由はさまざまですが、一般的に男性には結婚準備が苦手な人が多いもの。女性は結婚式について、友人からの情報や雑誌・ネットなど、早い段階から身の回りに情報が多いけど男性は少ないと思います。情報が少ないまま突然、新郎の立場になるのですから、こまごまとしたことに戸惑うのも理解できます。

「任せるよ」という言葉に「実はよくわからないので、そちらで決めてほしい」という意味が含まれているならば、「私が好きなように決めていいなら準備はやりやすい」と捉えてみてはいかがでしょうか。衣裳も会場の装飾も、自分の好みどおりにできるのです。あなたが楽しそうに準備をしていたら、彼も気分がいいはずです。

結婚準備は報告・相談をしながら

そんななかで、新たに「お互いの得意分野の準備はシェアして進めてみない?」と提案してみてもよいでしょう。例えば披露宴で使う音楽など、彼にも興味がもてそうなものがあったら、「そこはお願い」というように。

そして「ここは大切」という節目の部分だけは、彼にきちんと報告・相談をしながら準備を進めていきましょう。 男性と女性とでは、結婚式に対する思いに温度差があるということも覚えておきたいところです。

多くの男性にとって、「結婚する」ということと「結婚式をする」ということは、まったくの別物です。準備に協力的ではないからといって、結婚自体を「どうでもいい」と思っているわけではないのです。 男性は結婚式を新生活のスタートラインとして捉え、女性はこれまで描いてきた結婚への夢のゴールとして結婚式を求めがちです。あなたが「このドレスにはどんなブーケが似合うかな」と楽しく悩んでいるあいだ、彼は彼で「これからふたりはどんな人生を送るのだろう」と夢を馳せているかもしれません。

結婚式で号泣の新郎

そしてもうひとつ、準備に口を出さない新郎ほど、いざ結婚式を挙げてみると、「こんなにいいものだとは思わなかった!」と純粋に感動してくれるシーンに立ち会ったことが何度もあります。 結婚式の次の日に、新郎の号泣シーンを新郎新婦と一緒に振り返って笑い話にしたことも幾度かありました。期待も想像も、何もしていなかった分だけ、感動は大きくなるようです。 だから「むなしい」なんて思わないでくださいね。

長い間この仕事をしていると、いろいろなカップルに出会います。なかには驚くほど準備に積極的な男性もいます。ヴァージンロードの長さをメジャーで測り、歩数を数えてストップウォッチで時間を測った男性もいました。 あなたの彼はメジャーもストップウォッチも持っていない。ただそれだけのことなのです。

イラスト tocco

\もう一人で悩まない/

寺谷 晶子

ウエディングプランナー 出身地 東京都 「ふたりに寄り添い、大切な結婚準備〜結婚式をお手伝いします」 ゲストハウスの立ち上げ〜レストランウエディングなどプラ...

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