Q13 ことごとく彼と意見が合わない
とにかく何を決めるのにも彼とぶつかってしまいます。装花の好みも引き出物も、料理も、ペーパーアイテムも。ふた言目には「僕にも夢がある」と言うので、私にも夢がある!と言いたいところをかなり我慢しています。ストレスで、なんだか憂鬱になってきました。
ふたりの意見がどうしても合わないときは、担当プランナーさんに、あいだに入ってもらうのもひとつ。ウエディングというのは、トータルで見たときにバランスがよいのがベストです。会場装飾にしても、お花はこれ、テーブルクロスはこの色が好きとバラバラに選んでいくと、チグハグな印象になってしまいます。
例えばあなたが「お花はロマンチックなものがいい」と思い、全体の雰囲気もそれに合っているのに、彼が「いや、僕はもっとクールな装花がいい」と主張しお互いが聞き入れることなく話が進まない場合。「例えばロマンチックといえばこんなお花・クールなイメージであればこんなお花。おふたりの好みを融合させるには一緒にもっと話合いましょう」と結婚式のプロに理路整然と言われたら、彼も納得して耳を傾けるのではないでしょうか。
結婚式は彼とあなたの「ふたりが主役」
ただし、それは彼だけではなく、あなたも同様です。ひと昔前までは、結婚式の主役はなんといっても花嫁でした。男性は「全部任せるよ。好きにしていいよ」と、準備にも口を出さない人が多かったのですが、今はふたりが対等の主役というのが一般的。ふたりのあいだで、花嫁はこれにこだわる、花婿はこれというように、フィフティ・フィフティでいくのが理想かもしれません。そんな考え方もあることを一度ふたりで話合ってみてはいかがでしょうか
第三者の意見を上手に使って
ご相談のように、ストレスを抱えているなら、ふたり揃って相談に行くのではなく、あなたひとりで「こんなふうに、いつも揉めてしまうんです」とプランナーさんに悩みを打ち明けるのも一案です。どんなことで揉めていて、何が不安なのかがわかれば、「では打ち合わせのときに、お互いの意見を聞けるように少し話をしましょう」と時間を設けることもできます。もしかしたら物事の言い方ひとつで、納得できる内容なのかもしれません。
ふたりの好みが分かれるのは、珍しいことではありません。実際に好きなお花の折り合いがつかず、ひとつの会場に装花を2種類飾ったケースもありました。けれど、そのいきさつをふたりが充分に納得し、「これが私たちのオリジナル。こんなふうに意見は違うけれど、仲良く一緒にやっていきます」と当日に明るくスピーチできるほどであれば、コラボ商品のようにすることも可能です。ふたりだけで解決しようとすると、どうしても煮詰まってしまいます。第三者の意見で和解することもあると心得て、よく話し合いながら準備を進めてくださいね。
イラスト tocco