Q30 再婚の彼とのウエディング

チャペルで手を取り合う新郎新婦
式場選び

結婚する相手が再婚の方で、結婚式を盛大にすることを嫌がっています。私は、親戚も友人もたくさん呼んで普通の結婚式がしたいのに、彼はふたりだけで本当は海外とかでやりたい、と言っています。どう折り合いをつければいいでしょうか。

結婚式は「ふたり」のもの

どんな事情があったとしても、結婚式は「ふたり」のものです。彼だけのものでも、あなたひとりのものでもありません。だからこそ、どちらかの気持ちを押し通すのではなく、双方が納得できて、これからの人生を振り返ったときに「やってよかったね」と思える形を探していくことが大切です。初婚でも再婚でも、結婚という人生の節目であることに変わりはなく、そこに本質的な違いや優劣があるわけではありません。

彼が言う「結婚式を盛大にしたい」という言葉は、もしかすると披露宴に招く人数のことを指しているのかもしれません。一方で、あなたは人数や規模よりも、気持ちの整理や周囲への配慮を大切にしたいと感じているのではないでしょうか。そう考えると、意見がかみ合わず不安が募ってしまうのも無理はありません。けれど、結婚式の形はひとつではありません。どちらかが我慢をするのではなく、発想を少し柔らかくすることで、折衷案はいくつも見つかります。

たとえば、国内リゾートでふたりだけのシンプルな挙式を行い、結婚の誓いを大切にする。その後日、改めて双方のゲストを招いたパーティーを開くという方法もあります。その際は、着席スタイルにこだわらず、立食形式にしてゲスト同士が自然に混ざり合える雰囲気にするのも素敵です。挙式当日の様子を映像で紹介し、「ご報告会」のような形にすれば、無理なく多くの方に感謝を伝えることができます。

また、彼としては、前の結婚式に参加してくれたゲストを、同じように再び招待することに抵抗を感じている可能性もあります。さらに、現在の社会状況を考え、「密になる」ことを避けたいという思いがあるのかもしれません。そうであれば、数年後に改めてパーティーを開くという選択もありますし、少人数での食事会として、親しい友人だけを招くという形も考えられます。今だからこそできる結婚式のスタイルは、以前よりもずっと幅広くなっています。

男性でも女性でも、どちらが再婚であったとしても、「自分は再婚だから結婚式はもういい」と一方が決めてしまうのは、もう一方の人生のスタートラインまで曖昧にしてしまうことになりかねません。結婚式は過去を繰り返すためのものではなく、これからの人生を共に歩むための区切りです。だからこそ、ひとりで決めるのではなく、ふたりで話し合い、気持ちのバランスを取りながら形を整えていくことが大切なのです。

結婚式はゴールではなく、ふたりの新しい生活のスタートです。どんな形であっても、お互いの思いを尊重しながら選んだ結論であれば、それはきっと、これから先も支え合って生きていくための大切な土台になります。焦らず、比べず、ふたりにとっていちばん心地よいスタートの形を見つけてくださいね。

イラスト tocco

\ふたりだけの特別な物語/

寺谷 晶子

ウエディングプランナー 出身地 東京都 「ふたりに寄り添い、大切な結婚準備〜結婚式をお手伝いします」 ゲストハウスの立ち上げ〜レストランウエディングなどプラ...

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