Q31 結婚式のテーマはどうする?

新婦のドレス姿イラスト
結婚準備のダンドリ

最初の打ち合わせで「結婚式のテーマはどうしますか?」と聞かれ、答えようがなくて困ってしまいました。どんなふうにテーマを決めたらいいのか、考え方を教えてください。

結婚式のテーマは必要?

確かに、結婚式に何かしらのテーマがあるとオリジナリティを出しやすく、全体のカラーやデザインにも統一感が生まれます。装花やペーパーアイテム、演出に至るまで、ひとつの軸があることで選択がしやすくなるというメリットもあります。そういう意味では、テーマ設定はとても効果的だと思います。
ただし、「結婚式にはテーマが必要です」「最初の打ち合わせはテーマ決めから始めましょう」と言われて、新郎新婦が途端に悩んでしまうのであれば、それは少し本末転倒かもしれません。「テーマは何ですか?」と聞かれて、「夏のキャンプです!」などと即答できるカップルは、実はそれほど多くないのです。

結論から言うと、テーマは必ずしも必要ではありません。無理に言葉にまとめなくても、ふたりの中に大切にしたい想いやキーワードがあれば、それを軸に準備を進めていくことで、自然と“テーマのある結婚式”になっていきます。ひとつの言葉に当てはめようとするあまり、がんじがらめになってしまうよりも、ふたりの好きなことや価値観を少しずつ拾い集めていくほうが、結果的にふたりらしい結婚式になることが多いのです。

結婚式をしようと決めたとき、多くの方が「こんな雰囲気だったらいいな」「こんな時間を過ごせたら素敵だな」という漠然としたイメージを持っているはずです。それで十分です。その思いを、まずはプランナーに伝えてみてください。また、打ち合わせに入る前に、ふたりで「どんな結婚式にしたいか」「何を大切にしたいか」を話し合い、好みの擦り合わせをしておくと、準備はぐっとスムーズになります。

例えば「ゲストへのおもてなし」を大切にしたいのであれば、それも立派な軸になります。どうしたらゲストが迷わず会場に来られるか、移動に負担はないか、当日はゆっくり過ごしてもらえるか。そうした視点で考えていくと、自然と演出や進行、会場選びの方向性も見えてきます。
「テーマは?」と聞かれても、焦る必要はありません。必ずしも特別な言葉や派手なコンセプトを求められているわけではないのです。色味が好き、落ち着いた雰囲気がいい、アットホームにしたい。そんな小さな要素の積み重ねが、ふたりだけの結婚式を形づくっていきます。

大切なのは「テーマがあるかどうか」ではなく、「ふたりが何を大切にして、その一日を迎えたいのか」ということ。好きなこと、心地よいと感じること、譲れない想い。その延長線上にある結婚式こそが、本当の意味で“ふたりらしい結婚式”なのだと思います。

イラスト tocco

\あなたの想いを形に/

佐藤 陽子

ウエディング プランナー 出身地 東京都 「丁寧な結婚準備をサポートします」 料亭での和婚をはじめ、ホテル等でのプランナー歴15年。 【ウエディングサポート...

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