Q78 Web招待状って失礼にあたらない?

スマホで招待状をみる
しきたり・マナー

最近Web招待状の話を聞くようになりましたが実際にもらったことはありません。親世代は招待状といえば「紙」と思っているようです。メリットとデメリットが知りたいです。

少し前までは、海外挙式をされた花嫁さんが「海外で使ったから日本でも使ってみたい」と利用する程度でしたが、最近ではSNSの普及とともに、Web招待状サービスを耳にする機会が一気に増えてきました。
また、ゲストアンケートでも「Web招待状は失礼とは思わない」という声が多い一方、まだ利用経験がない方も多く、実際に採用しているカップルはまだ少数派のようです。

そこで、ここでは Web招待状のメリット・デメリット をわかりやすく整理してご紹介します。


Web招待状のメリット

◆ 1. 簡単に作れる

好みのデザインを選んで、テンプレートに沿って入力するだけで完成します。
前撮りの写真を入れてカスタマイズすれば、紙では出せない“おふたりらしさ”をより表現できます。
初めてでも扱いやすく、短時間で仕上がるのが魅力です。


◆ 2. 紙の招待状ではできない表現が可能

アニメーションで文字が動いたり、背景が変化したりと、デジタルならではの表現が可能です。
視覚的な演出が加わることで、印象に残る招待状になります。
また、紛失の心配がなく、スマホでいつでもアクセスできる点は大きなメリットです。


◆ 3. ゲストへ簡単に送れる

完成後は URLを送るだけ
住所確認や宛名書き、切手貼り、郵便局への持ち込みも不要です。
海外のゲストへ送る場合は特に便利で、国際郵便の時間・費用を節約できます。


◆ 4. ゲストが返信しやすい

返信ハガキにはマナーや書き方のルールが多く、投函を後回しにされがちです。
Webならスマホから数タップで返信できるため、ゲスト側の負担が軽くなります。


◆ 5. 出欠管理がとてもラク

利用するサービスによっては、
出欠を自動でリスト化する機能や、配席表へ連携する機能
を備えているものもあります。
管理の手間が減り、準備がスムーズに進みます。


◆ 6. コストが安い

無料のサービスも多く、有料プランでも紙の招待状より低コストで利用できます。
印刷・郵送費がかからないため、招待状にかける予算を抑えたい方におすすめです。


◆ 7. 事前決済ができるサービスもある

クレジットカードなどで事前決済ができるサービスも存在します。
とくに 会費制パーティーや2次会 でメリットが大きく、
受付の手間や混雑を軽減できて便利です。


Web招待状のデメリット

◆ 1. マナー面や印象が気になる場合も

新しいスタイルのため、Webに慣れていないゲストは戸惑うことがあります。
また、デジタルという特性上、カジュアルな印象を持たれやすく、
年配の方や目上の方には「軽く感じる」場合も。
URLを送る際に丁寧な案内文を添えたり、Web招待状内にも
「正式なご招待状であること」を明記する工夫が必要です。


◆ 2. 手元に残らない

紙の招待状には、手に取った時のワクワク感や、記念として残せる魅力があります。
一方、Web招待状は期限が過ぎるとアクセスできなくなるため、形として残りません。
そこに寂しさを感じる方もいるようです。


◆ 3. デジタル環境がないと受け取れない

スマートフォンやパソコンを持っていないゲストは利用が難しいため、事前確認が必要です。
全員に一律でWeb招待状を使うのが難しい場合は、紙との併用がベスト。
ゲストの世代や生活スタイルに合わせて使い分けましょう。


おふたりらしいスタイルを大切に

Web招待状も紙の招待状も、形は違いますが、
「おふたりの結婚式の幕開け」 という大切な役割は同じです。

ゲストが気持ちよく参加できるよう、
どのスタイルがふさわしいか、おふたりの価値観やゲストの顔ぶれに合わせて選んでみてくださいね。

イラストtocco

\スムーズな準備で特別な一日/

寺谷 晶子

ウエディングプランナー 出身地 東京都 「ふたりに寄り添い、大切な結婚準備〜結婚式をお手伝いします」 ゲストハウスの立ち上げ〜レストランウエディングなどプラ...

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