3回目の結婚記念日 革婚式
3年目 革婚式(かわこんしき)
leather
3年目になると新しい家族の生活にも慣れ、倦怠期が訪れるふたりも多くなるころ。だからこそしなやかで耐久性がある革のようにふたりで困難を乗り越えていけるようにとの由来があります。使っていくうちに深みのあるツヤが出る革は、時と共にしなやかに変わっていくもの。朽ちていくのではなく、なじんで使いやすくなるのは夫婦生活のお手本のようなものですね。「愛情を込めて手入れをし、変化を受け止めて使い続ける」そんな思いを持って贈り合ってください。
結婚記念日のお話し
結婚前の付き合いが長かった私たちは3回目の結婚記念日だけど、すでに10年一緒にいる。記念日やイベントごとのプレゼント選び、その時々を楽しんできた私たち。でも、2人の関係性然り、ちょっとマンネリ化してきちゃった感が否めない。夫婦となってからはまだ3年だけど「10年目の夫婦の特長」と検索してみた。
「相手に本音を伝えられる」「ラブラブではないけど感情的にはならず、落ち着いている」「建設的に物事を話し合える」など。一つ心に突き刺さったのは「なんでも当たり前になり相手への感謝の気持ちを忘れつつある」という一文。
「なんでも当たり前になり、相手への感謝の気持ちを忘れつつある」
ふと結婚式の日、挙式の中で牧師先生が教えてくださった言葉を思い出した。「『感謝』の反対語はなんだと思いますか?『感謝』の反対語は『当たり前』です」
そうだ!あの日、みんなの前で交換した結婚指輪。すでに身体の一部のように当たり前にそこにいて、あの日の輝きはない。
結婚記念日には、一緒に新品のセーム革のクロスでピカピカに磨いてみよう。
そうだ!あの日、誓いを交わした革の表紙のアニュアルレター。
その時は、これから始まる結婚生活を想像しながら考えた約束事の羅列だった。
【3年目】の結婚記念日のページには感謝の言葉だけを綴ってみよう。 プレゼントには、時を重ねるほど艶やかに、しなやかに、愛着も増していく革のように。3年目だけど、10年目の私たちの新しい一分一秒が味わい深い時を刻んでいけるように。ふたりのお気に入りのソファーから見えるところに掛ける革の掛け時計を選んだ。
味わいある夫婦になって行こう。