結婚式をしない選択で後悔しないために知っておきたいこと

結婚式をするか迷っている人に向けて
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一緒に住み始めて、婚姻届けを出して、夫婦としての新しい生活をスタートしている現在、結婚式については、お互いなんとなく「しなくてもいいよね」という考えだったけれど、何かのきっかけで「本当に結婚式をしなくて良いのか?」と考えるようになったということはありませんか?

例えば、SNSで友人の結婚式写真を見たとき、家族や友人との会話で結婚式の話題が出たとき、ふとした瞬間に、自分の結婚における思い出の薄さを感じたときなど。

この記事では結婚式をしない人のリアルな体験談から、後悔するケースとしないケースの違いをお伝えします。また結婚式をしない場合の代替案や具体的なアイデアで、満足感を得る方法、自分たちに合った選択を後悔にしないための考え方と、夫婦としての絆を深める方法をお伝えします。

  • 目次
  • 結婚式をしなかった人の体験談と後悔の声
  • 結婚式をしない代わりに特別な思い出の作り方
  • 自分たちらしい選択を後悔にしないための考え方

\ ふたりにとってかけがえのない思い出を /

結婚式をしなかったら何を後悔するんだろう?とまったく想像がつかないかたも多いと思います。まずは「結婚式をしなかったひと」がどんなふうに後悔をしたのか、リアルな体験談をご紹介します。

結婚式をしなかった理由

結婚式をしないという決断をするには、人それぞれに様々な理由があります。

「結婚式の費用の負担」結婚式をするには平均300万円ないとできないと良く聞くけれど、本当にそれだけの価値があるのかわからない。貯金をするなら他のものにお金をかけたい。早いうちからマイホームの購入をする。二人とも働いているから休日ぐらいは、趣味のダイビングや山登りなどに時間とお金を使いたい。新婚旅行は海外に長期間行くのが夢だったから。

【結婚式の準備が大変】結婚を決めたとき、顔合わせや入籍・転居手続きなど、しきたりやマナーなどがわからないから正解がわからず、ネット検索ばかりしていて疲れてしまった。また結婚式をした友人に感想を聞くと、最初に「準備が大変で、夫婦間の喧嘩が増えた」という話を聞く事が多く、ネガティブイメージが強くなってしまった。

【親に、やらなくていいと言われた】結婚の挨拶にお互いの実家へ行った時に「結婚式はお金がかかるから、やらなくても良いのでは?昔と違って親戚も少ないし写真だけ撮ってくれば」と言われ、正直、親は楽しみにしているものと思っていたので少し残念に思った。

【人前に出るのが恥ずかしい】とにかく、人前で話をしたり、注目をされることが苦手なので、ドレスを着て皆の前に立つなど、できれば避けたい。挙式で誓いの言葉やウエディングキスなど、考えるだけで恥ずかしい。

【形式的な儀式に必要性を感じられなかった】友人の結婚式に参加をした時に、結婚式は形式的な儀式と感じてしまい、自分達にとって何のためにするものなのか、わからなくなってしまった。

【結婚式をするタイミングを逃してしまった】籍を入れてすぐに妊娠がわかったので、結婚式は子供が産まれてからと考えていたけれど、子育てと日々の生活に追われ、そのうちに2人目を授かることができ、時間や気持ち、費用に余裕がなくなってしまった。

カップル結婚指輪手元

 「後悔した」という声とその背景

様々な理由で「結婚式をしない」判断をしたカップルさんが、どんな時にどんなふうに後悔をしたのか、リアルな声をお届けします。

何となくスタートしてしまった結婚生活

もともと一緒に住んでいたから引っ越すこともなく、婚姻届けを提出しただけで毎日の生活に特に大きな変化は無く何となくスタートしてしまっていた結婚生活。ふと考えると「私達、結婚して夫婦になったんだ」と感じることが無く、せめて結婚の証がほしいと思うようになり、友人や姉妹に相談をした。

友人の結婚式に出席

友人の結婚式に出席して、ふたりがたくさんの人から「おめでとう!」と言われ、感激の涙と笑顔で「ありがとう」と言っているシーンを近くで見た時に、こんなにたくさんの人から祝福をいただけるチャンスを逃したような気がした。

初めて親族に会うタイミング

親族から結婚のお祝いをいただき、御礼の電話をしてお返しの手配はしたけれど、実際に対面で会ったのは親族の葬儀の場所。明るくご挨拶するのはその場に似つかわしくないと思い少し控えめに会話をした。最近は親族で定期的に集まるタイミングも少ないことから、何年も会わないことも珍しくはないので、結婚式が良い機会だったのかと初めて実感をした。

両家の考え違い

結婚式の準備の期間は、お互いや、両家の親の考えの違いを知ることができるチャンス。そしてお互いの考えを理解し調整することをする時間でもあります。それが無いまま結婚生活をスタートしてしまうと何かのきっかけで急にぶつかってしまった時、免疫が無い分「えっ?こんなはずじゃなかったのに」とだけ考えてしまいとても落ち込んでしまった。

花嫁衣裳

結婚式にはそれほど興味がないと彼女が言っていたから、なんとなく結婚式をしていなかった。けれど入籍してから7年たって、共通の友人の結婚式に一緒に出席した帰り道、「実は本当はちょっとだけ、ドレス着たかった」という本音を聞いたとき、簡単に結婚式をしないと判断する前に、もっときちんと話合いをするべきだったと後悔をした。

フォトウエディング風景

後悔しなかったケースから学べること

結婚式をしなくて後悔をするタイミングも、内容も人によって様々だということがが理解できたと思います。では後悔をしなかった人はどのようにしていたのでしょうか。

後悔しなかったカップルさんは「結婚式はしない」という結論までに、たくさん話合った。

「彼にその気がないから」「再婚だから」「お腹に赤ちゃんがいるから」などのように、「どうせ」とか、「だから」とか自分で自分の気持ちにふたをしていませんか。結婚式を「あきらめる」のと「しない」では違います。これからの二人の生活や未来の為に、出した結論であれば後悔はしないず。

お互いの気持ちに正直に向き合って本当の想いで話合うからこそ、二人で決めた結論に自信が持てるのです。

たくさん話合ってお互いが納得して、あきらめるのではなく「しない」決断をしたおふたりは「後悔はしていません」とはっきり答えてくれました。

「結婚式をするかしないかの話合いをする時に、知っていてほしい選択肢として、一般的に呼ばれる「結婚式」とは違うスタイルがあるということ。お二人に合ったスタイルを選びましょう。

ウエディングドレスを着たい

フォトウェディングで二人の思い出を形に

誰もが知っている「フォトウエディング」はドレス&タキシードを着て、好きな場所で「映え写真」を残すこと。その時間の中で、お互いに誓う時間をつくれたら、それは二人だけの結婚式になります。ポージングした美しい写真だけでなく、感極まって泣いてしまうリアルな写真も形に残すことができます。

家族との食事会で感謝を伝える方法

新郎新婦から、あらたまって感謝を伝えられた時、親の心には思ってもいなかった感情が芽生えるとおっしゃったお父様がいらっしゃいます。「産まれてきてくれてありがとう」「子育てという経験をさせてくれてありがとう」「たくさんの笑顔をありがとう」このような感情になれることも親孝行のひとつです。派手な演出はなくても、ご自分の言葉で感謝を伝える時間をつくりましょう。

ふたりだけのセレモニーで気持ちを伝える大切さ

形式的な儀式ではないから決まった動きを間違えないように意識をするのではなく、家族も友人もいないふたりだけの空間だから、飾った言葉ではない本心の言葉を伝えることができます。それが感動になり、忘れられない瞬間となります。

\ ふたりだけのセレモニーを /

後悔をした体験談を知り、後悔しないためにどうしたら良いか

パートナーとお互い、納得のいく決断をする方法

ふたりでとことん話し合う!のみです。

・結婚式の価値を理解したうえで自分達にとって必要かそうでないかの判断をする

・けじめとなるセレモニーをしたい気持ちはあるか

・親はどう思っているのか

・お祝いをしてくれた友人に会って御礼を伝えるか

時間をかけてお互いの思いを伝えあってみてください。形式的な結婚式ということではなく、自分達にとっての本質的、夫婦生活を始めることで両家の家族、親族、友人としっかりとしたご縁を繋ぐ方法を話合ってください。

ふたりだけの結婚式

結婚生活の中で満足感を高める工夫

結婚式の代わりとなる思い出をつくることも方法のひとつですが、結婚をした後にできることとしてのおススメです。

婚姻届けを提出した日を「結婚記念日」として毎年、二人でお祝いをする。結婚記念日の由来は古代ローマやヨーロッパ、イギリスなど諸説ありますが、結婚は聖なるものとして記念日をお祝いする風習は昔からあります。結婚1周年目は「紙婚式」、3周年目は「革婚式」というように1周年ごとに由来があります。毎年お互いへの感謝を伝える日として結婚記念日を一緒にお祝いすること、満足度を高める工夫の一つです。

\ 結婚記念日を大切に /

最後に、結婚25年目に結婚式をされたお二人の体験談です。

結婚をした今だけではなく、何年後、何十年後に後悔をすることもあります。結婚をして25年、ご新郎のお母様は80代というご高齢になり、少しずつ認知症の症状が現れ始めました。

久しぶりにお母様が住む実家に夫婦で帰省したときのこと「ふたりはいつ結婚するの?どこで結婚式をする?」とお母様からの問いかけ。その言葉を聞き、もしかしてお母様は結婚式をしてほしいとずっと思っていたのではないか、その時に初めて後悔をされたそうです。

考えたおふたりが選ばれたのは、ご家族7名で料亭の個室でおこなうお食事会。ご新婦は桜色の訪問着を、ご新郎はスーツをお召しになりました。そしてお食事の前に25年目の誓いの言葉を交わしました。これが、おふたりが選んだ結婚式スタイルです。ご家族の会話も弾み、お母様もその日はたくさんお食事を召し上がれたようでした。お食事会も終わりを迎える頃、最後にご新郎からのご挨拶がありました。

「お互いに、この25年間の感謝を言葉にして伝えることでこれからの夫婦生活の再スタートになった気分でした。そして何よりも母が喜んでくれたことで親孝行ができたと思います。私達の為に集まってくれてありがとう。」

おふたりらしい結婚式スタイルで大切な思い出をつくられました。

\ ふたりの想いを最高のカタチに /

料亭少人数 会食会

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