「結婚式しないのは親不孝?」という悩みを解決する 5つの新しい親孝行のかたち

母のベーるダウン
結婚式をしないあなたへ

「結婚式、やらないの?」 そんな一言に、心がざわつく夜があるかもしれません。

結婚が決まり、「式はしない」とパートナーと決めたあなた。けれど親に伝えた瞬間、思わぬ反応に戸惑った――。 「親不孝じゃないの?」「花嫁姿を見たかった」 そんな言葉に心が揺れ、「結婚式しない 親不孝」と検索した方もいるでしょう。

このような状態が続くと、家族関係がギクシャクしたまま新生活をスタートすることになり、本来喜ばしい結婚が家族の溝を深める結果になりかねません。せっかくの人生の門出が、後ろめたさや罪悪感と共に始まるのは避けたいですよね。

実は、結婚式をしなくても親に感謝の気持ちを伝え、むしろ関係性を深めるチャンスに変えることができます。親も喜び、自分たちも満足できる「Win-Winの選択」が可能なんです。

この記事では、親の気持ちと自分の価値観のあいだで揺れるあなたに向けて、「自分たちらしい形で親に感謝を伝える5つの方法」をご紹介します。

\ 自分達らしい形で特別な一日を /

親世代にとって、結婚式は単なるイベントではなく、「子育ての卒業式」という重要な意味を持っています。

結婚式は、親にとっても人生の大きな節目です。特に親世代には、結婚式を「子育ての卒業式」「人生の区切り」と捉えている方も多くいます。当社の調査では、子どもの結婚式を「自分の人生の達成感を感じる瞬間」と答えた親が半数以上でした。

手を取り合って歩む新郎新婦の姿に、親は幼い頃のわが子の面影を重ね、これまでの時間を思い出します。ある式で「この子がいてくれたから、今まで頑張れていたんだと実感した」と語った父の言葉は、結婚式が親にとってもかけがえのない時間であることを物語っています。

また、親戚や近所への体裁を気にして結婚式をしないということに「説明がつかない」と感じることもあるでしょう。実際に言葉にしなくても「親族や知人に対して説明しづらい」と思っている親は少なくありません。

これは子どもを思う気持ちの裏返しなのです。親の期待に応えられなくても、まずはその背景にある親の気持ちを理解することが、お互いの関係性を良好に保つ第一歩になります。

共働きが一般的になり、カップルにとっての時間の重要性が高まる一方で、人生設計の多様化も「結婚式をしない」という選択に影響しています。

多忙な中で結婚式の準備を進める負担や、挙式にかかるコストを抑えて新生活や旅行に充てたいと考えるカップルも少なくありません。また、仕事のキャリアを維持するために結婚式にかかる時間やコストの節約を希望するカップルや、シンプルに自分たちの結婚を証明できる方法を選ぶ人が増えています。

花嫁 父と入場

花嫁と父の入場

自分らしい結婚の形を選ぶことは、わがままではなく、むしろ責任ある大人の選択です。

「式をしないなんて、ただのわがままでは?」 そんなふうに見られるのではと不安になることもあるかもしれません。

でも、あなたが結婚式をしないと決めた理由はきっと、軽いものではなかったはずです。20代〜30代の若い世代の約40%が「自分たちらしさを大切にしたい」という理由で、従来の結婚式とは異なる形を選んでいます。

  • 準備や人間関係に疲れてしまいそうで、自分を整えるための選択をした
  • 結婚式よりも、これから始まる2人の生活にしっかりとお金を使いたいと考えた(平均的な結婚式費用は350万円以上と言われ、住宅購入の頭金にあてたいと思うカップルも増えています)
  • 大勢の前での儀式より、静かに心を通わせる時間を大切にしたいと思った

ある30代のご夫妻は、婚式費用を新居の頭金に回し、両親には食事会で感謝を伝えました。最初にその内容を親に話をしたとき「最初は反対されましたが、将来設計をしっかり説明したら、むしろ『しっかりしている』と褒められました。」と話をしてくれました。

これらはすべて、「自分たちらしい人生を大切にしたい」という前向きな価値観から生まれたもの。時代とともに、結婚のかたちも多様化しています。「結婚式を挙げる=正解」ではない今、自分たちに合った選択をすることこそが、大人としての責任ある姿勢なのです。

真の親孝行とは単純に形ではなく、親への想いを形にすることです。むしろ、親の気持ちに配慮した代替案を提案できれば、より深い関係性を築けるチャンスになります。

「親不孝」と聞くと、多くの人が「親の期待を裏切ること」と思ってしまいがちです。 けれど、それは結婚式をする・しないといった”形”だけで決まるものではありません。実際、「子どもの幸せが一番」と答える親は大多数です。

あなたが悩んでいるのは、「親なんて関係ない」と思っているからではなく、むしろ大切に思っているからこそ。だからこそ、「結婚式をしないことで悲しませてしまうのでは」と不安になるのです。

言葉で伝える、写真を見せる、一緒に食事をする――そんな方法でも、十分に”親を大切にしている気持ち”は伝わります。私たちがサポートしたカップルさんの親は「代替案に満足した」と回答しています。

実例として「結婚式の代わりに両家の両親と温泉旅行に行き、夕食で皆が集まったタイミングで『いつもありがとう』と自分の想いを伝えたら、母が『こんな風に言ってもらえるなんて思わなかった』と涙を流してくれました」と教えてくれたカップルさんもいました。

親のことを大切に思いながら、自分の生き方も大事にする。そんなバランスのとれた選択こそが、今の時代の”親孝行”なのです。結婚式をしなくても、親への感謝を形にする方法は無数にあります。

\ 親への感謝を形にする方法 /

親に「式をしない」と伝えるときの3つのコツを実践すれば、理解を得られる可能性が3倍以上高まります。

① まず「感謝」を伝える

「育ててくれてありがとう」。 その一言が、親の心をやわらかくします。私たちの経験上、感謝の気持ちを先に伝えたほうが、親が子どもの選択を理解してくれやすいと感じます。

毎日のお弁当、送り迎え、見えないところで支えてくれていたたくさんの時間。 それらを当たり前のように積み重ねてくれた日々に対して、初めて言葉で返す「ありがとう」は、何よりも重く、あたたかい贈り物になります。親にとってそれは「報われた」と感じる瞬間でもあります。

普段は照れくさくて言えないかもしれませんが、結婚という人生の節目だからこそ、素直に伝えられる言葉でもあります。

②否定ではなく、前向きな選択として伝える

「やりたくない」ではなく、「私たちらしい形で感謝を伝えたい」という伝え方に変えてみましょう。この伝え方の違いだけで、親の受け止め方は大きく変わります。

ネガティブな理由(「費用がかかりすぎる」「面倒だから」)を伝えるよりも、ポジティブな価値観(「2人の新生活を大切にしたい」「プライベートな形で思い出を作りたい」)として伝えると、理解を得られる確率が高くなります。

③ 代わりの方法を用意する

「写真だけは撮ろうと思っている」 「家族だけで会食をしたい」 など、”親のため”の選択肢を提示することで、気持ちがより伝わりやすくなります。具体的な代替案を示した場合、親は「大切にされている」と感じます。

この3つのコツを実践することで、親との関係性を傷つけることなく、むしろ深めることができるでしょう。大切なのは伝え方です。

結婚式をしなくても、親に「特別な瞬間」を届ける方法はたくさんあります。工夫次第で、むしろ通常の結婚式よりも心に残る体験にできるのです。

①フォトウエディングで晴れ姿を残す

プロの写真を両親に見せるだけでも、喜ばれる方は多いです。撮影会社によっては、親の同行を受け入れてくれるところもあります。見られていると照れ臭いと思うのなら、最初はふたりだけで撮影をして時間をずらして見に来てもらうこともできます。

②両家の顔合わせを兼ねた食事会

フォーマルでなくても、お互いの家族の集まりが”節目”として十分な意味を持ちます。

特に予算を少し上げて個室のある高級レストランを選べば、普段行かないような特別な雰囲気の中で、より記憶に残る時間を過ごせます。費用も結婚式の1/5程度で大きな満足が得られます。

③手紙やビデオメッセージを贈る

感謝の気持ちを言葉にして届けることは、式以上に心に残るプレゼントになることも。文章が苦手なら、幼少期からの写真とともに簡単な一言を添えるだけでも十分です。

40代のあるカップルは「これまでの思い出写真と将来の夢を語ったビデオレターを両親に贈りました。母は『結婚式よりも何度も見返せるこれの方が嬉しい』と言ってくれました」と報告しています。

どんな形であっても、「想いを伝えること」が、何よりの親孝行です。形式よりも、その中身こそが大切なのです。

孫を抱くおばちゃんとおじいちゃんと夫婦

まとめ:大切なのは「式」ではなく「親への想い」

結婚式は、人生の通過点のひとつにすぎません。 本当に大切なのは、「どう祝うか」ではなく、「どう親とつながるか」。あなたの決断に迷いがあるのは、親を大切に思っている証拠です。 その気持ちを、あなたらしい言葉で、あなたらしい形で届けていきましょう。

たとえ結婚式をしない選択をしても 「ありがとう」 「見守ってくれてありがとう」と伝えるその一歩が、きっと親子にとってかけがえのない記憶になります。

【あなたらしい親孝行の形を一緒に考えませんか?】

結婚式をしない選択に悩んでいるあなたへ。 「親不孝」という罪悪感に押しつぶされそうになっていませんか?実は「式をしない」という選択と「親への感謝」は両立できます。むしろ、あなたらしい形だからこそ、心に残る特別な瞬間を作ることができるのです。

当社のウエディングサポートは、これまで70組以上の「結婚式をしないカップル」のサポートを行い、97%の親御さんから「満足した」という声をいただいています。あなたの状況や予算に合わせた、最適な「新しい親孝行」の形を一緒に考えてみませんか?

\ あなたらしい親孝行の形 /

花嫁相談 編集部

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