海外vs日本の結婚式:あなたらしさを実現する5つの方法

「SNSで見る海外の結婚式に憧れるけど、日本では難しいかも」と悩んでいませんか?
SNSや映画、ドラマで見かける海外のウェディングシーン。青空の下で誓い合うカップル、ゲストと笑い合うリラックスした空間、個性が光るドレスや演出。そんな海外の結婚式に憧れを抱く方は多いはず。
一方で、日本の結婚式は決まった流れや形式、「こうあるべき」というルールに縛られ、自分らしい結婚式を実現できないと感じている方も少なくありません。このまま妥協すれば、「本当はこうしたかった」という後悔が残るかもしれません。
でも大丈夫です。日本でも工夫次第で、海外風の自由な雰囲気と日本の素敵な伝統を組み合わせた、あなたらしい結婚式は実現可能です!この記事では、海外と日本の結婚式の違いを徹底解説し、日本でも”自分らしい結婚式”を実現するための5つの方法をご紹介します。
\ あなたの理想の結婚式をサポートします /
目次
日本の結婚式の特徴
日本の結婚式は、伝統と形式を重視したスタイルが主流です。式の流れや演出内容がある程度パッケージ化されているため、安心感がある反面、自由度が低く感じられることもあります。
一般的なスタイル例
- 神前式・教会式・人前式などの挙式(場所はホテル・ゲストハウスなどの会場内または神社・教会など)
- ホテルやゲストハウスでの披露宴(乾杯・ケーキ入刀・スピーチ・余興など)
- その他 両家親族紹介・記念撮影・引き出物のお渡し・お見送り
日本の結婚式の主な特徴
- 時間通りにきっちり進行するフォーマルな雰囲気
- 60名前後のゲストを招待する中〜大規模な式が多い
- 最近は家族中心の少人数婚も増加傾向
- ご祝儀や引き出物、招待状・席順などマナーや形式に関するルールが多い
親や親族、会社関係者の意向に配慮したり、社会的な“けじめ”の場としての役割を果たすことが重視される傾向にあります。そのため、「本当はこうしたいけど、周囲の目を考えると難しい」と感じるカップルも多く、自分たちの個性を出すことが難しいケースもあります。
さらに日本では、「ゲストへのおもてなし」をとても重視します。会社関係や友人などの招待客に対しては、料理や引き出物に細やかな心配りを込めることが一般的です。また親や親族に対しては、遠方からの移動手段や宿泊施設、その後の観光プランなども必要に応じて手配を行います。
こうした配慮が、「ちゃんとしている結婚式」としての安心感や満足度につながる反面、準備に追われてしまうケースも少なくありません。
海外の結婚式から学ぶ”自由”のエッセンス
海外の結婚式は、日本に比べて形式やルールに縛られず、カップルの価値観やライフスタイルを色濃く反映させる自由なスタイルが主流です。
一般的なスタイル例
- 緑あふれるガーデン、海辺のビーチ、歴史ある邸宅など、ロケーションの選択肢が豊富
- 教会での荘厳な挙式から、カジュアルな人前式まで自由に選べる
- 披露宴というよりは、家族や親しい友人たちとのパーティスタイルが多い
海外の結婚式の主な特徴
- 演出や進行は完全にオーダーメイド。決まった流れにとらわれない
- ゲストは少人数(20〜50名程度)が一般的で、親しい人だけを招く傾向
- 演出が不要であれば取り入れないなど、目的に応じた構成ができる
カップルの「やりたい」を尊重する文化があるため、司会なしで行ったり、ドレスコードを設けたりと、全体の雰囲気づくりも個性的です。形式にとらわれず、ゲストと自然体で過ごす結婚式のスタイルは、多くの日本のカップルにとって新鮮に映ることでしょう。
欧米では婚姻届けへの署名がセレモニーの一部として扱われ、市町村の役所には専用のセレモニールームがあります。そこでは市町村長や有資格者による挙式が行われ、これを「シビルウェディング」と呼びます。服装もカジュアルで、白いワンピーススーツ姿の花嫁が友人に囲まれて役所に訪れる様子は、日本のフォーマルなスタイルとはまた違った温かみがあります。挙式後はお気に入りのレストランでアットホームなパーティを開くのが主流です。
また、映画のワンシーンのように、青空の下での挙式中に突然雨風が強まり、新郎新婦もゲストも全員びしょ濡れになりながらも笑顔で屋根の下に駆け込む様子も海外ならではの風景です。アクシデントさえも楽しみに変えるその寛容な空気は、まさに「祝う」ことの本質を感じさせます。

実例
ハワイで、たまたま見かけたガーデン挙式。大きな木の下に白い花のアーチが設けられ、20席ほどのイスが並んでいました。ギターを奏でる人が会場に音を添える中、ゲストが自由に集い、新郎が一人ひとりと握手やハグで挨拶を交わしていました。
花嫁は父親と笑顔で会話をしながら登場し、キリスト教式の進行のもとに誓いを交わしました。退場時にはゲストがウェディングロードの両側に並び、フラワーシャワーで祝福。全てが自然で決まり事ではない雰囲気が、とても印象的でした。

\ お洒落でカジュアルな結婚式 /
海外と日本、文化の違いを理解する
結婚式のスタイルの違いは、文化的背景の違いから生まれています。ここではいくつかの側面から比較してみましょう。
項目 | 日本 | 海外 |
家族観 | 家と家の結びつきを重視 | 個人やカップルの意思を尊重 |
マナー・作法 | ご祝儀、服装、引き出物など厳格なルールあり | カジュアルでもマナー違反とされにくい |
結婚式の位置づけ | 社会的な報告・義務の場 | カップルの愛を祝福するための場 |
招待ゲストの範囲 | 親族・職場関係・恩師など幅広い | 家族・親しい友人のみ |
このように、日本では「社会的にきちんとすること」が重視される一方、海外では「カップルの幸福を祝う」という本質が優先される傾向があります。そのため、日本で海外風のスタイルを実現するには、こうした文化の違いを理解し、周囲との調整を上手に行う必要があります。
日本で海外風結婚式を実現する5つのステップ
「海外風の自由なスタイルに憧れるけど、文化の違いをふまえて日本では難しいのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし実際には、日本でも工夫次第で部分的に海外風の結婚式を叶えることは可能です。
①理想の会場を自由度で選ぶ
まず重要なのは、どのような会場を選ぶかという点です。海外風の演出や進行を実現するには、以下のような特徴を持った会場が理想です。
- 装飾や進行内容に制限が少なく、持ち込みも自由な会場
- ゲストハウス、レストラン、古民家、ガーデンなど、貸切可能な会場
- 時間の余裕があり、1日1組限定でゆったりと準備・実施できる会場
こうした会場では、式全体の雰囲気づくりに自由度が高く、自分たちらしい世界観を作り上げることが可能です。
②オリジナルの進行と演出を計画する
演出や装飾の工夫でも、海外風の要素を取り入れることができます。
- 挙式前にふたりが初めて対面する「ファーストミート」
- 誓いの言葉をオリジナルで作成し、感謝や決意を自分たちの言葉で伝える
- ウェルカムスペースにDIY装飾やフォトブースを設け、ゲストとの思い出づくりを演出
- ゲストの服装にテーマカラーを設定する「ドレスコード」スタイル
こうした演出を取り入れることで、日本の会場でも海外らしいナチュラルで温かな空気感を演出することができます。

③ゲストとの交流時間を最優先にする
披露宴の進行がスピーチや余興ばかりになってしまうと、新郎新婦はメインテーブルに座ったままになってしまいます。新郎新婦が自由に動き回る時間を多くすることでゲストとの交流時間が増え、「たくさん新郎新婦と話ができた」という印象になります。
④家族の理解を得るコミュニケーション術
自由なスタイルを実現するうえで忘れてはならないのが、家族や年配ゲストへの配慮です。特に親世代は、伝統的なスタイルやマナーを重視する傾向があるため、事前に「どんな式にしたいのか」を丁寧に説明し、理解と共感を得ておくことが大切です。
例えば、「カジュアルな雰囲気にしたいが、服装や料理には気を配る」など、両立の工夫を伝えることで、不安を取り除くことができます。結果的に、自由で個性的でありながらも温かく心に残る結婚式にすることができるでしょう。
⑤日本のおもてなしと海外の自由を融合させる
「完全な海外風にするのは不安だけど、ありきたりな日本式も物足りない」そんな方におすすめなのが、両者の良いところを組み合わせた“ハイブリッド”な結婚式です。
海外風の自由さと、日本の「おもてなし」の精神をバランスよく取り入れることで、ふたりらしさが際立つ式になります。以下のような工夫がポイントです。
- 進行や演出は、自分たちが本当にやりたいことだけを選び、不要な演出は省く
- ドレスや装花、BGMなどで統一感ある世界観を演出
- 形式ばらずにゲストとゆっくり交流できる時間をつくり、会話や写真を楽しめる雰囲気に
成功事例に学ぶ:理想の結婚式を叶えたカップルたち
旅行好きのカップルが「リゾート」をテーマにガーデン付きレストランで行った結婚式では、司会進行なしでふたりが自ら挨拶をし、ゲストとの歓談を大切にしたスタイルが好評でした。
装飾は旅先で集めた小物をディスプレイに使用し、引き出物にはオリジナルの地図デザインを施したトートバッグを用意。ふたりの世界観がしっかりと表現された、あたたかくて記憶に残る結婚式となりました。
また、別のカップルはブッフェスタイルでゲストの交流を希望していましたが両親の意向を尊重しつつ、自由に座れる場所も用意。披露宴の最初に両親に向けてのサプライズムービーを組み込み、ゲストの涙と笑顔を誘う時間に。満足度も高く、「ふたりらしさが伝わってきた」と大好評でした。
このように、日本式の安心感をベースにしながらも、海外風の自由なアイデアを加えることで、型にはまらず、心から楽しめる一日を実現することができます。

まとめ
海外と日本の結婚式は、文化や価値観の違いによってスタイルが大きく異なります。それぞれに良さがあり、どちらを選んでも間違いではありません。
大切なのは、「どんな結婚式が自分たちらしいか」をじっくり考えること。そして、「周囲の期待」よりも、「ふたりが幸せを感じられるスタイル」を軸にプランニングすることです。
そこに日本独特の「おもてなし」の心が加われば、ゲストも満足できるだけでなく、自分たちにとっても誇らしく忘れられない1日になります。さらに、海外のような自由で個性的な演出や空間づくりも十分に実現可能です。
「常識」にとらわれず、「自分たちらしさ」を追求する。その姿勢こそが、最高の結婚式をつくる第一歩です。 柔軟な発想と想いのこもった準備で、ふたりにしかできない特別な一日を叶えていきましょう。
\ 相談しながら、理想の結婚式を結婚式を探したい /