結婚式をしない代替え案と後悔しないための選択肢とは
この記事でわかること
結婚式をしないことによる経済的・精神的なメリットとデメリットについて理解できる。 結婚式を行わない場合に、親や友人への挨拶や対応策、マナーについての具体的なアドバイスが得られる。 結婚式を行わない場合でも、カップルが新しい形で結婚を祝うための代替アイデアや事例を知ることができる。
こんな人におすすめの記事です
結婚式を挙げるかどうか迷っているカップルで、費用や準備の負担を軽減したいと思っている人、周囲からのプレッシャーや期待に悩んでいる人。 また結婚式をしないことを選んだが、親や友人への対応方法に困っている人で、円満に解決する方法を探している人。 結婚式を行わない代わりに、別の形で結婚の証が欲しいと考え、方法を探している人。
- 記事見出し
- 結婚式をしない選択のメリットとデメリット
- 婚式をしない場合の親や友人への対応方法
- 結婚式をしないカップルの新しい祝福スタイル
\ ふたりの特別な一日を /
結婚式をしない選択肢:その理由とメリット・デメリット
「結婚式をしない」という選択が、多くのカップルにとって現実的でありながらも心に残るテーマとなっています。忙しい現代では、式の準備にかかる時間や費用、プレッシャーに圧倒され、「やらない選択肢」を考える人が増えています。しかし、この選択が家族や友人との関係、そして将来の後悔につながる可能性も。
私達はたくさんの結婚式をサポートし、実際に式をしなかったカップルの声も数多く聞いてきました。この記事では、結婚式をしない理由やその心理的背景を探り、後悔しない選択をするためのポイントを詳しく解説します。式をしない選択肢のメリット・デメリット、代替案、家族との折り合いのつけ方まで網羅しているので、自分たちの決断に自信を持てるはずです。結論として、式をしなくても二人の幸せを祝う方法は数多く存在します。
結婚式をしないカップルが増える背景
近年、結婚式を行わないカップルが増加傾向にあります。その背景には、社会的価値観やライフスタイルの変化が大きく影響しています。従来の結婚式は「人生の一大イベント」としての意義が強調され、親や友人をはじめ、多くのゲストと喜びを分かち合う場として認識されていました。しかし現代の社会では、結婚の形そのものが多様化し、従来の枠にとらわれない自由な選択が求められるようになっています。この変化に伴い、「自分たちらしい結婚」を重視するカップルにとって、必ずしも従来の結婚式スタイルを必要としない価値観が生まれつつあります。
共働きやライフプランの多様化がもたらす影響
共働きが一般的になり、カップルにとっての時間の重要性が高まる一方で、人生設計の多様化も「結婚式をしない」という選択に影響しています。多忙な中で結婚式の準備を進める負担や、挙式にかかるコストを抑えて新生活や旅行に充てたいと考えるカップルも少なくありません。また、仕事のキャリアを維持するために結婚式にかかる時間やコストの節約を希望するカップルや、シンプルに自分たちの結婚を証明できる方法を選ぶ人が増えています。
「結婚式は必要ない」と感じる人が多い理由
「結婚式」をしなくても、婚姻届けを提出して「結婚」はできる。
結婚式自体は法律的には不要です。多くの人がこの事実を理解し、「形式にこだわらなくても、自分たちの考える結婚がしたい」と考える傾向にあります。加えて、結婚式の準備には多大な時間や費用がかかり、精神的な負担を伴うことも理由の一つです。特に現代の忙しいライフスタイルや経済的状況では、シンプルに結婚をしたいと望むカップルも増加しています。
また、「結婚式がなければ、家族や友人に過剰な気を使わず、自分たちの本当の生活に集中できる」という心理もあります。このように、結婚式をしない選択は、費用対効果やストレスの少ない生活を求める現代人にとって、合理的な決断とされているのです。
費用面の負担を避けたいカップルの声
「結婚式をするのに平均300万円必要」という情報から、結婚式をする意味がどこにあるのかと考えてしまう。自分達の未来計画として、「将来子供は2人、一軒家のマイホーム、大き目の車で休日は家族そろってキャンプへ」などを描くと将来の貯蓄はとても必要に感じるけれど、結婚式の為にそれだけの金額を使って良いのか戸惑ってしまう。
準備の手間を省きたいカップルの心理
一緒に住んでいても、お互いの仕事が忙しくゆっくり話すタイミングが少ないのに、結婚式の相談をすることで喧嘩になることが多いと聞き、そんなことで喧嘩になるなら、結婚式をしないほうがいいのでは?と考える。休日は自分の時間として趣味などに時間をかけたいのに、多くの打合せとたくさんの宿題で、やることが多すぎて面倒。親の意見やお互いの意見、調整することが多くでこれも面倒と感じる
内向的で「目立ちたくない」と考えるカップルの傾向
BGMのサビで扉がオープンして登場!ゲストから拍手の嵐。スポットライトを浴びた自分達を想像しただけで恥ずかしくてたまらない。ドレスは着てみたいと思うけど、みんなに見せたいとは思っていないから、ふたりだけで写真を残す方法も有りだとは思う。だけど実家で食事をしている時、ドレス姿見たいなと言われたことがあって、なんとなく気になっているけれど結婚式をすることに踏み出せない。
結婚式をしないメリットとは?
結婚式をしないことで、どんなメリットがあるのでしょうか。そのメリットは自分達だけにあるものなのか、家族・親族・ゲストにもあるものなのか、3つのポイントにまとめました。
大きな費用を節約できる
ゲストハウスやホテルでの結婚式は何百万もかかるとも言われています。皆さんからお祝いをいただく事はわかっているけど、実際には「自己負担額」は必ず必要。その為、結婚式をしないことで、貯蓄や新生活にかかるコスト、将来のライフプランに資金を回せることが大きな利点となります。
準備やゲスト対応の手間を省ける
いざ結婚式の準備スタート、たくさんある会場の中からどうやって選べばいいかわからないから、選び方から検索。初めてのことだらけでネット検索しても正解がわからないことばかり。せっかく結婚式をしようかと考えていたのに、最初に挫けてしまうタイミングとも言われています。その他の結婚式準備として、お招きするゲストをどこまで声をかけるのか両家で相談をしてリストアップすることも、結構時間がかかるもの。
遠方からお祝いにきてくれるゲストのホテルの手配や、交通手段の説明、当日のおもてなし内容としての料理や引出物の検討、食物アレルギーなどの確認など、「確認することが多くていつまでたってもタスクリストが減らない」というストレスから解放され時間的な余裕ができます。
親族や友人に金銭的負担をかけないで済む
友人の結婚式に招かれたら「ご祝儀は3万円」、親族においては「ご祝儀は5万円~10万円」が相場と言われています。女性は特に着ていくものやヘアセットなどにもお金がかかると言われているけど、実は男性も「普段着ているスーツは、おしゃれ重視ではないから」と新しいスーツや靴を購入する場合も多いです。遠方からの列席の場合は宿泊費や交通費などがゲスト自身の負担となるケースもあります。
結婚式をしないと判断した理由のひとつに、「友人から招待状をもらった時に、楽しみ!よりも、ご祝儀、痛いなあって思ってしまったから、友達にもそう思われてしまうのかもと心配になってしまった」という声もありました。
結婚式をしないデメリットとは?
「結婚式をしないと後悔するよ」と言われても、どんなことで後悔するのかわからないからピンとこない、という声をよく聞きます。実際の経験談を交えてわかりやすくまとめました。
人生の節目としての「通過儀礼」を経験しないこと
人生の通過儀礼とは、お宮参り、七五三、入学式、卒業式、成人式、長寿の祝い。どれも決められたタイミングでおこなうもの。けれど結婚式だけは、おこなうタイミングを自分達で選ぶことができる唯一の儀礼。だからこそ、ふたりのタイミングで、ふたりらしい結婚式を計画することができます。通過儀礼の中の結婚式という節目は、相手に愛を誓い、列席する家族、友人からたくさんの祝福をうけ、夫婦の絆をより強くするもの。 一生に一度の特別な日として、多くの人にとって大切な思い出となる瞬間を経験できないことになります。
結婚報告を個別に行う必要がある
結婚式をしないと決めた際、最も悩むのは親や親族への結婚報告です。実際にあった話ですが、結婚式をしなかった友人が、親族に結婚の挨拶をするタイミングを逃してしまい1年ほど経ったころ、親族内に不幸があり、ご葬儀の場で「初めまして、昨年結婚をした○○です」とその場にいる親族に挨拶をすることになってしまいました。
祝いの場の明るいイメージとは逆の雰囲気の中、笑顔で挨拶することもできず、とても気まずかったと話してくれました。そのような状況になる前に、ご挨拶をするのであれば、婚姻届けを提出する前後で訪問スケジュールを組んでみることも良いのではないでしょうか。
親や周囲の期待に沿えない可能性がある
親は子どもの幸せを自分のことのように喜びますし、伴侶と誓い合う場に立ち会うことで、将来への安心感も得られるでしょう。また、言葉にはしないものの、わが子の「晴れ姿」を見たいという憧れを持つことも多いです。そのため、結婚式をしないと伝える際には、親の思いに十分配慮し、丁寧に理由を説明することが大切です。また親族も「結婚式のお招き連絡が来る」と思っているのに、何の連絡も無いと、親族が集まるタイミングなどで「結婚式はいつ?」と毎度質問をされることも少なくないはずです。
場合によっては結婚式よりも出費がかさむことも
個々に親戚の家を訪問して挨拶をする場合など相手とのスケジュール合わせの時間や交通費などを考えると負担が大きくなることも考えられます。また友人達への報告として新居に友人を招いて食事会を開く場合も準備や出費が増えることも多いでしょう。
「結婚式をしない」ということは、確かに負担を軽減する一方で、長い目で見たときの夫婦の関係や家族のつながりにどのような影響をもたらすかについて、慎重に考える必要があります。
結婚式をしない場合にやっておくべきこと
メリット・デメリットをふまえたうえで「結婚式をしない」選択をした場合、何をしておく? 報告の仕方やフォトウエディングの注意点などをご紹介
親や親族への結婚報告の方法
顔合わせの食事会をする時に結婚式をするかしないかの話になると、その場では決めがたいことも多いと思います。まずはお互いの親へ結婚式をしない選択をすることに対しての意見を事前に確認することも方法のひとつです。「結婚式は絶対に挙げたほうがよい」「ふたりの好きにしなさい」というように親の考えも、それぞれ違う可能性もあります。
まずはじめに、両家のすり合わせから始めてみましょう。そのうえで結婚式をしないことを決めたのであれば、「自分たちらしい形で夫婦のスタートを切りたい」「今後の生活に投資したい」というように、自分たちの価値観やライフプランに基づく理由を明確に伝えることで親も納得しやすくなるでしょう。突然の決定に驚かないよう、事前に相談をすることで、少しずつ心の準備を整えてもらうことも重要です。両家の親が納得されたら、次に親族への報告となります。
友人や職場への報告を考える
仲の良い友人に一斉に報告をすると考えると、グループLINEに「私、結婚した!」と入れることが手っ取り早いですよね。ただし受け取った側からしてみると、いつ?お相手はどんな人?結婚式はするの?などなど質問したいことはいっぱい。本当は会って話をしたいところではないでしょうか。結婚した報告と同時に「報告会をしたいので集まってほしい」と一言付け加えると良いでしょう。
また職場では、できるだけ早いタイミングで、上司のかたに報告、その後、先輩や同僚という順番の報告が望ましいのでの、仲の良い同僚に先に報告するのであれば、「これから上司に報告するから内緒にしていてね。」とお願いしておくと安心です。そして正式に上司に報告してから、総務へ社内手続きに行く事になります。
挨拶やご祝儀に関するマナーと配慮
結婚式をしない場合でも、家族や親しい友人から祝福の気持ちを表されることが多く、特にご祝儀やお祝いの言葉について、感謝の気持ちを伝えるためのマナーや配慮が必要です。一般的に、お返しとして「半返し」という言葉どおり、いただいたご祝儀の約半分の金額のお品物を「内祝」という、のしで用意します。
親や親族がご祝儀を贈ってくれた際には、直接会ってお礼を伝えたり、メッセージカードや電話などで気持ちを表現することで、温かい気持ちが伝わりやすくなります。また、写真や手紙を添えて報告することで、結婚式がなくても自分たちの幸福を共有する姿勢が伝わり、親や親族との関係が円滑に保たれるでしょう。友人に対しても、仲の良いグループに対して食事会や簡単なパーティーを開くなど、小さな場で感謝の気持ちを伝える工夫が大切です。
フォトウェディングをする時の注意
友人達に結婚報告をしないままフォトウェディングをしてSNSにアップした写真を偶然見た数名の友人から「結婚式はしないの?」「教えてほしかったな」などと連絡が入って説明をするのに疲れた。という話を聞いたことがあります。友人一同に報告をするタイミングは自ら作り出さないと進まないことです。結婚の報告をするのであれば、そのタイミングで「結婚式はしないけど記念に写真は残そうと思っているの。出来上がったら見てね!」と伝えておくのも良いでしょう。
結婚式をするかしないかの決定ポイント
何を話合えば答えが見つかるのか?なかなかふたりで決められない、結婚式をするかしないかを決定する為のヒント
親との話し合いの重要性
ふたりの意見で「結婚式はしない」と決めていても両家の親から反対をうけることもあります。これから夫婦として家族として歩むスタートのタイミングに揉め事は無いほうが良いですよね。まずは先回りして、お互いの親がどう思っているかを確認し、その意見を加味しながら意思決定をされることをおすすめします。
費用、手間、満足度をバランスよく考慮する
価値観はカップルによって違います。今後の生活を考えて、ふたりの大切な費用はいくらが妥当なのか、きちんと話合うことも大切。結婚式をするかしないかの判断をする時はお互いの意見を素直に話し、自分達は何が一番ワクワクするか楽しく相談することも重要です。
カップルの価値観に合わせた選択をするためのヒント
「一般的な結婚式はしたくないけど結婚の証がほしい!」という人へ、新しい祝福スタイルの提案
・家族との食事会
両家の顔合わせを兼ねた小規模な食事会です。会場はレストランや料亭、小さな貸しスペースで、アットホームな雰囲気の中、家族や親しい友人と和やかに過ごす場を設けることが可能です。形式にこだわらず、ふたりの好きな料理を囲みながらゆっくりと食事を楽しむことで、自然なコミュニケーションが生まれます。
こうした食事会は、お互いの家族同士が親睦を深めやすく、これからの新しい家族関係を築く良い機会にもなります。また、披露宴のような堅苦しい挨拶や演出がないため、よりリラックスして楽しむことができます。
そしてこの食事会の始めに、お互いへの誓いの言葉を交わすことで、心温まるセレモニーが実現します。形式にとらわれず、ふたりが感じる「特別な日」を手作りで演出することで、より思い出深い一日を過ごせるのがこのスタイルの魅力です。シンプルながらも温かみのあるこのようなセレモニーは、結婚式という形式を越え、夫婦としての絆を実感できる大切な時間となるでしょう。
・ふたりだけでできる結婚式
ふたりだけで特別な記念日をつくる、「ふたりしき」という方法もあります。結婚式の原点は、「ふたりの意思で、お互いに誓うためのもの」その原点こそが何よりも大切なことです。ふたりが出会った学校の校舎、一面に咲き誇るひまわり畑、星が降り注ぐような夜空の下。ヘリコプターに乗って大空で愛を誓う「ソラマリ」など、ふたりらしい空間で大切な瞬間を迎える方法です。
・旅行+結婚式
親族や仲の良い友人達と旅行。そのスケジュールのひとつに結婚式がある。というイメージです。温泉旅館やリゾートホテル、行く場所によってイメージもご予算も様々。一般的な結婚式の3時間という時間ではなく1泊2日で帰りの心配をすることなく、ゆっくりと語り合うことができます。
新しい祝福スタイルには様々な方法があります。まずは結婚式のプロに聞いてみましょう。
\ ふたりの想いを最高のカタチに /
結婚式をするということ
「結婚式は挙げてみると良さがわかる」これは結婚式をされた先輩カップルさんからの感想。結婚式をするかしないか迷っていたかたも、自分達が想像していなかった素晴らしい時間になるようです。
家族や友人との絆を深める場としての意義
結婚式で、「おめでとう」「ありがとう」の言葉はいくつ飛び交うのでしょう。おふたりの感謝の気持ちが伝われば、家族や友人との絆はさらに深まります。この日をきっかけに改めてよろしくお願いしますと伝えることができます。両家の親にとっては自分の子供を、これからもよろしくお願いします。とゲストの皆さんに伝えることができるチャンスとなります。そして親にとっての「子育て卒業式」にもなり、家族としての新たな絆を深める場になります。
結婚の実感を共有し、思い出を作る機会
お互いに誓うことが一番、大切なこと、そしてそこに立ち会ってくださった方々はふたりにとって、これからも応援をしてくれる大切な人達。ふたりを祝う為に集まってくださった皆さんに心からのおもてなしをしたいから祝宴となる。それが結婚式です。
たくさんの祝福を受けて幸せな時間を過ごすことが、感謝につながり、これからふたりで頑張っていこうという人生のスタートをすることになります。 数年間同棲をして戸籍の手続きだけを済ませ、結婚生活に入ったカップルさんで「気持ち新たに一歩を踏み出す」というより、なんとなく結婚生活が始まってしまい、結婚したという実感がない、と話してくれたかたがいました。
華やかな「ザ・結婚式」をすることではなく、「結婚をした証が欲しい」と感じていらっしゃるのでしたら、方法はいくらでもあります。まずは結婚式をするかしないかのご相談から始めてください。迷った時や、わからない時は、ウエディングサポートの無料相談をご利用ください。
\ ふたりにとってかけがえのない思い出に /