Q46 マタニティ・ウエディングのタイミング
このご時世、結婚式の日程を決めることができず、年齢を考えると「妊活」もそろそろ始めたい 。もしも結婚準備と妊娠時期が重なってしまったらどうしよう。結婚式は妊娠中にしたほうがいいのか、もしくは生まれてからのほうがいいのかを迷っています。妊娠中なら何カ月まで可能なのか、生まれたあとにするとしたら、子どもが何歳になるくらいがいいのか、大体の目安などありますでしょうか。
マタニティウエディングの場合
妊娠中はつわりが治まった安定期で、おなかもそれほど目立たない5〜6カ月がおすすめ。今はマタニティ花嫁のためのドレスも豊富になりました。サイズ調整ができるデザインや、伸縮性の素材を使い、おなかが楽なドレスを用意されているドレスショップもあります。
きものも、帯位置さえ気をつければ問題なく着ることができます。立ち姿でぜひ知っておきたいのは、ほんの少し重心を前に倒すとおなかが目立ちにくいこと。妊娠5〜6カ月は赤ちゃんが重くなってきているので、妊婦さんは無意識のうちに腰を反らせてしまいます。上半身を少しだけ前屈みにすると、 一般の方が立つ姿勢とほぼ同じになりますので、鏡の前に立ち、確認してみてください。ただ結婚式の間、ずっとその姿勢では辛いので、写真を撮るときだけ「前屈み」を意識してくださいね。
出産後のウエディングの場合
子どもが生まれてからのウエディングの場合、いちばん難しいのは出産直後で、赤ちゃんに母乳を与えているお母さん。時間がきたら胸が張るので苦しく、この時期はおすすめできません。 赤ちゃんが大人の食事に近いものが食べられるようになった1歳以降がよいと思います。
ただ、ドレス姿の花嫁さんはいつものママとは違うため、子どもがびっくりして泣いてしまうこともあります。もちろんニコニコとご機嫌のよい赤ちゃんもいますが、全面的に拒否されることも念頭に置き、お爺ちゃん、お婆ちゃんにフォローを頼んでおきましょう。
結婚式の当日に突然ドレス姿を見せるのではなく、ドレスフィッティングに連れて行ったり、前撮りを先にしてみたりと、慣れさせておくのはいいかもしれません。子どもの記憶に残したいとなると、3歳ではまだ記憶は定着しづらいので、幼稚園の年中さん〜年長さんくらいになるでしょう。けれど、その頃になると子どもの教育費なども考え始めるので、結婚式を挙げることがぜいたくに感じるようになってしまいがち。ふたりめの赤ちゃんができることもありますので、あまり間を置きすぎるのはおすすめできません。
「ひとり身のほうがふたり身よりも楽」というのは、出産を経験した女性がよく言う言葉です。体調的に問題がなければ、妊娠中の安定期に結婚式を挙げるのが、いちばんスムーズかもしれないですね。
イラスト tocco
\安心して迎える結婚式を/